昭和天皇をしてポツダム宣言の受諾を決意させたものは広島・長崎上空での原子爆弾のさく裂ではなかった。ソ連の対日参戦が昭和天皇の恐怖を呼び、昭和天皇はついに宣言を受諾したと言われている。権力の最高位にあると下々の地獄は見えない。決断が遅くなるのもよく理解できる。 矢部宏冶氏は著書”日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないか”で原発には内閣より上位にある権力が存在していてそれが再稼働を押し進めていると指摘している。その権力は戦前の昭和天皇に相当すると考えれば理解しやすいと私は思う。上位構造故に思考傾向は昭和天皇のそれに似ているに違いない。ただ、その機関が昭和天皇みたいな自然人ではなく一部の官僚と外国勢力の人々の集団だから無責任になりがちで、もっと性質の悪いものがあると私は考える。 無責任な上位権力にとって福一の一連の爆発は広島のピカドンに相当すると私は想像している。彼らにとって次なる長崎も痛くもかゆくもない。ソ連参戦を知り小田原評定もどきをやるかも知れない。それくらい権力の上位にあると鈍感にならざるを得ないと私は想像してる。これでは国民はたまらない。私たちはこの摩訶不思議な権力の二重構造を糾弾し、内閣に猛省を促す努力を続けざるを得ない。市議会や知事という機関は金の匂いに麻痺している連中ばかりで構成されているから残念ながら何も期待できないのが歯がゆい。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
昭和天皇をしてポツダム宣言の受諾を決意させたものは広島・長崎上空での原子爆弾のさく裂ではなかった。ソ連の対日参戦が昭和天皇の恐怖を呼び、昭和天皇はついに宣言を受諾したと言われている。権力の最高位にあると下々の地獄は見えない。決断が遅くなるのもよく理解できる。
矢部宏冶氏は著書”日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないか”で原発には内閣より上位にある権力が存在していてそれが再稼働を押し進めていると指摘している。その権力は戦前の昭和天皇に相当すると考えれば理解しやすいと私は思う。上位構造故に思考傾向は昭和天皇のそれに似ているに違いない。ただ、その機関が昭和天皇みたいな自然人ではなく一部の官僚と外国勢力の人々の集団だから無責任になりがちで、もっと性質の悪いものがあると私は考える。
無責任な上位権力にとって福一の一連の爆発は広島のピカドンに相当すると私は想像している。彼らにとって次なる長崎も痛くもかゆくもない。ソ連参戦を知り小田原評定もどきをやるかも知れない。それくらい権力の上位にあると鈍感にならざるを得ないと私は想像してる。これでは国民はたまらない。私たちはこの摩訶不思議な権力の二重構造を糾弾し、内閣に猛省を促す努力を続けざるを得ない。市議会や知事という機関は金の匂いに麻痺している連中ばかりで構成されているから残念ながら何も期待できないのが歯がゆい。