フレデイ タン のコメント

誰が安倍政権のシナリオを書いているのか?私には興味深々です。孫崎先生のご指摘の通り大臣としての資格・資質はゼロだと考えます。それでも敢て宮沢を起用するのは陽動作戦、つまり攪乱戦術だと思います。その心は宮沢が倒れても、もっともっと重要なもの、米国の世界戦略に欠かせない集団的自衛権の締結・批准が達成されればよいという考えが背後にあると私は睨んでいます。トップの安倍でさえも集団的自衛権と引き換えてもよいと米国が考えても米国の世界戦略の手口を見ているとちっとも矛盾が無いのです。

それにしても、わたしみたいな年配者は1960年のことを思い出します。1960年の安保闘争は”安保反対”で始まって”岸を倒せ”で終わった。そして安保は批准された。池田は日本の為に略全面的に解放された巨大な米市場に向けて輸出を進めた。国民の財布の中身は増えた。

今、我々は集団的自衛権に反対していますが、メデイアの無視に遭ってちっとも盛り上がりません。これから、マスコミを通じて”安倍を倒せ”が、場合により、囁かれ始めるでしょう。そして、集団的自衛権が静かに批准されるでしょう。小渕といい、宮沢といい、そして安倍と続けば、その手口は1960年のそれと同じなんです。米国は賢いです。

国会は今、お金の匂いにハイジャックされています。我々は、小渕や宮沢の弾劾もとても大事だけど、もっともっと大事な解釈憲法の是非を考え論じなければならないと思います。皇族も宮内庁の役人も自衛隊員もサラリーマンも労働者も年金生活者も学生もAKB48も女も男も国会議員以外の全ての国民が米国の強欲の為に日本の若者を戦地に送ることの是非を考え声に出さなくてはならないと思うのです。

No.2 122ヶ月前

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