PL紳士 のコメント

渡邉恒雄氏は、かねてよりいろいろ問題の多い人物であるが、今回の「第2回情報保全諮問会議議事録」において彼が語ったとされる、西山事件に言及した部分の発言はまったく理解しがたいものがある。
 すなわち、渡辺氏は当時、この事件において西山氏の味方として、西山氏弁護のため毎日新聞の弁護士会合にまで出席し、「西山氏が外務省女性秘書官とひそかに情を通じ、執拗に申し迫りこれを利用して、彼女に外交秘密文書を持ち出させて記事の取材をしようと企て」(起訴状)とあることに疑問を呈し、さらにはこの裁判で被告側証人として法廷で西山氏を弁護するなど、この事件に深く関わっていた人物である。もちろん、同事件において、西山氏と女性秘書官がそれぞれ、国家公務員法違反で、それぞれ懲役4年(執行猶予1年)、懲役6か月(執行猶予1年)の判決を受けていることなど百も承知である。
 その渡辺氏が、今頃になって、「西山氏が甘言を弄して女性秘書官に国家機密を盗ませたのは事実だ」とか、「秘密法や
その運用基準について、「これまではこうしたものがなかったから、様々な事件が起きた」などと、諮問会議で述べている
とすれば、まったく理屈に合わない。要は、彼は、権力側に立ちたいだけの人間ではないのか?

No.4 122ヶ月前

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