フレデイ タン のコメント

渡辺恒雄という人物を考えることは日本の今の政情理解に役立ちそうですね。

この人物に関して私が認識していることは大体次のようなことです。
1.清武氏と巨人軍のコーチ人事を巡って係争中。清武氏はこの訴訟で読売コンツエルンの渡辺独裁が諸悪の根源だと非難し、その過程で多数の良識が去ったと話している。
2.第一次安倍内閣発足前、安倍の靖国前参拝阻止で朝日新聞と手を結んだ。そのとき、鳥越俊太郎のインタビューに答えて「俺は実はリベラルだ」と話していた。
3.若い時、極左活動をしていた。私は確かめてないが、そういう記述を沢山読んだ。本当だと思う。彼の根っこにニーチェがいうところのルサンチマンがあると思う。

以上のような認識から、彼は、若い時のレジスタンス、新聞記者、新聞社経営、コンツエルン最高責任者と階段を上って来たが、それはあくまで過程であり、手段であって、彼の本当の目標は国の最高権力をコントロールすることだと私は思う。

彼は、今、読売コンツエルンの独裁者として日本の最高権力に深く関与している。彼にとって権力の性格はどうでもいい。それが人民政府であろうが、スターリン体制、ヒトラー体制、そんなのはどうでもいい。それが最高権力であればいいのだ。

従って、彼は報道の自由なんて糞くらえ!としか思っていないでしょう。秘密保護法、自分のコンツエルンのコア・ビジネスである新聞・テレビの仕事がやりやすくなったとしか思っていないのではないでしょうか。

No.2 125ヶ月前

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