アメリカに石油を止められた時点で、事実上の宣戦布告ですよね。逆に言うとそんな大切なものを握られた状態で、中国の権益をめぐってアメリカと争うなどそもそも無理なのです。満州を諦めて大陸から完全撤退するか、行くところまで行くか、二者択一だったのではないでしょうか？

僕としては前者が正解だったと思います。でも日露戦争までの日本はそれほど間違ってもいなかっただろうと思います。あそこで勝ったことを、どう理解しどう消化して日本に糧にするか、そこを誤った気がします。あそこで思い上がるのは愚の骨頂です。太平洋戦争をどう理解するのか、たくさんの人の意見を聞いてみたい気がします。そしてあのとき我々は一体何をしてしまったのか？そのことをもっと知りたいと思います。