つい最近、ジャパンハンドラーズが安倍首相と会談したようですね。 <安倍晋三首相が、戦略国際問題研究所(CSIS)所長と会見> http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071500898&g=pol ・ジョン・ハムレ氏(元国防副長官) ・リチャード・アーミテージ氏(元国務副長官) ・マイケル・グリーン(CSISの日本部長) 彼らは米国内では「下っ端」の人達であり、 米国政府中枢の意見を反映した組織ではありません。 また、CSISは米国民の民意を反映した組織でもない。 あくまで、民間のシンクタンクであり、政府や軍需産業の ための調査・研究をするコンサルタント会社というだけです。 (従って、軍事産業との結びつきが非常に強い) CSISの指示に従って行動することは危険です。 彼らの思想(世界戦略)を聞いて、恐ろしく思う。 いまだに「リムランド理論」を信奉し、 冷戦時代の発想から、まったく変わっていない。 「経済」「金融」「情報」「宗教」が国境を越えて空を飛び、 世界中を駆け巡る時代であるにもかからず、彼らの頭の中に あるのは、相変わらず「軍事」と「地政学」だけ。 「軍事」と「地政学」で一極覇権が守れると思っている。 彼らの頭では、BRICSの台頭(非地政学的現象)を説明でき ないだろうし、同じく「経済問題」「宗教問題」は解決できない。 「世界のドル離れ」、「イラクの混乱」を見れば解る。 それにも関わらず、ここでロシアと敵対するという選択をした。 米国は、経済問題、中東問題ともに、完全に行き詰る。 冷戦時代の悲劇からも、中東戦争の結末からも、 何も学ばない国なのでしょうか。 米国は過去、「ネオコン」と「親イスラエル勢力」に動かされ、 イラク、アフガニスタン、シリア、リビアと多くの反米諸国 に軍事侵攻しましたが、結局、親米政権を樹立できていない。 多大な犠牲を払った上、何の国益にもならず、ただ反米感情を 育てているだけだということになぜ気付かないのか。 米国はあまりに多くの「敵」を作り過ぎました。 将来、「地域大国の一つに軟着地(ソフトランディング)」 させることは無理かもしれません。 米国は、世界での影響力を失い覇権国から転落したとき、 過去に恨みを買った「敵」によって、完膚なきまでに叩き のめされるでしょう。 我が国とロシアは微妙な立場ですが、個人的にはプーチンを 応援したくなってきます。 一度、このネオコンという「世界の癌」を痛い目に遭わせて やって欲しい。 頑張れ、北国のサムライ、プーチン!!
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(ID:9443972)
つい最近、ジャパンハンドラーズが安倍首相と会談したようですね。
<安倍晋三首相が、戦略国際問題研究所(CSIS)所長と会見>
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071500898&g=pol
・ジョン・ハムレ氏(元国防副長官)
・リチャード・アーミテージ氏(元国務副長官)
・マイケル・グリーン(CSISの日本部長)
彼らは米国内では「下っ端」の人達であり、
米国政府中枢の意見を反映した組織ではありません。
また、CSISは米国民の民意を反映した組織でもない。
あくまで、民間のシンクタンクであり、政府や軍需産業の
ための調査・研究をするコンサルタント会社というだけです。
(従って、軍事産業との結びつきが非常に強い)
CSISの指示に従って行動することは危険です。
彼らの思想(世界戦略)を聞いて、恐ろしく思う。
いまだに「リムランド理論」を信奉し、
冷戦時代の発想から、まったく変わっていない。
「経済」「金融」「情報」「宗教」が国境を越えて空を飛び、
世界中を駆け巡る時代であるにもかからず、彼らの頭の中に
あるのは、相変わらず「軍事」と「地政学」だけ。
「軍事」と「地政学」で一極覇権が守れると思っている。
彼らの頭では、BRICSの台頭(非地政学的現象)を説明でき
ないだろうし、同じく「経済問題」「宗教問題」は解決できない。
「世界のドル離れ」、「イラクの混乱」を見れば解る。
それにも関わらず、ここでロシアと敵対するという選択をした。
米国は、経済問題、中東問題ともに、完全に行き詰る。
冷戦時代の悲劇からも、中東戦争の結末からも、
何も学ばない国なのでしょうか。
米国は過去、「ネオコン」と「親イスラエル勢力」に動かされ、
イラク、アフガニスタン、シリア、リビアと多くの反米諸国
に軍事侵攻しましたが、結局、親米政権を樹立できていない。
多大な犠牲を払った上、何の国益にもならず、ただ反米感情を
育てているだけだということになぜ気付かないのか。
米国はあまりに多くの「敵」を作り過ぎました。
将来、「地域大国の一つに軟着地(ソフトランディング)」
させることは無理かもしれません。
米国は、世界での影響力を失い覇権国から転落したとき、
過去に恨みを買った「敵」によって、完膚なきまでに叩き
のめされるでしょう。
我が国とロシアは微妙な立場ですが、個人的にはプーチンを
応援したくなってきます。
一度、このネオコンという「世界の癌」を痛い目に遭わせて
やって欲しい。
頑張れ、北国のサムライ、プーチン!!