孫崎享のつぶやき

感謝まとめ、『小説 外務省 尖閣問題の正体』に出てくるお店、言葉、本、曲

2014/07/18 23:37 投稿

コメント:2

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7月17日付け「踊る小児科医のblog」のとりまとめ。http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/03c2de3dea4fa2a234ec06697b1b6a75

『小説 外務省 尖閣問題の正体』孫崎

Bookmeterへの短評

 高校生程度の知性と知的好奇心があり、社会問題、特に日中関係や安全保障などに少しでも関心があり、自ら物事を考えて判断しようという気概があるなら、まずはこの小説を読んでから論じるべき(前著を読んでいることが望ましいが逆の方がむしろ良いかも)。小説という形式をとっているので、史実を掘り起こす部分と推論を重ねていく部分があるのは当然だが、結論として「尖閣棚上げ合意に戻る」しかないのは明らか。しかし、安倍首相や外務省は孫崎氏を黙殺し続けるしかない。その結果、「中国が旗を立てれば安保の適用外。米国は介入しない。戦いがエスカレ

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コメント

最近地方の書店の陳列棚は、漫画本が圧倒的占拠をしているので、この本はアマゾンに注文して取り寄せたが、昨日、ツタヤの陳列棚にあるのを見つけ、何かほっとしました。
敗戦国である日本は、侵略的行為で周辺各国に耐えがたい迷惑をおかけしたのであり、領土問題にしろ、靖国参拝にしろ、日本に対し、周辺諸国が対話を拒否し、抗議しているのに、あえて問題を起こすのは、敗戦を反省していないことにつながります。
安倍総理は、日本の主張を正当化すべく、世界の諸国を回って理解を求めている。いくら理解を求めようとしても、敗戦を自覚することなく、自己正当化しようとする行為は、日本的霊性というか、日本的情緒性に於いて理解可能であるが、被害者であるアジア諸国の心の傷は癒されることはない。大戦時の日本の野蛮な侵略行為が、アジア諸国の人々の頭によみがえってくることに思いが至らない傲慢性から脱却しなければ、アジア諸国から、表面上はともかく、心から信頼されることはない。訪問時の手土産に感謝するだけでしょう。

No.1 125ヶ月前

安倍内閣がバカであることは私の感覚からは事実そうだと言えるのですが、安倍内閣のバカはバカなりに一応筋道を通しているのじゃないかと思わざるを得ないのでやっかい。それが結構日本の右傾向の人々に受け入れられているから始末に負えないのです。

彼らは声高には絶対言わないが「極東国際軍事裁判は無効」という信条をしっかり抱いているのですよ。知人で東京都の教育委員を務めていた複数の人間が私に公言して憚らなかったことから十分推察されます。だから、ポツダム宣言の受諾もないし、ミズリー号上の調印も彼らの頭にはない。ですから、平気で尖閣固有領土を宣言できるし、慰安婦もいなかったし、柳条湖事件も張作霖の爆殺も南京大虐殺もないんです。安倍政権はそういう政権なんです。

私はウクライナをよく例にしますが、ウクライナの今のクーデタ政権を構成する多数はヒトラーと協力してウクライナ民族浄化を敢行した過激派の末裔です。彼らはなんとリベラルデモクラットの米国の全面的な支持を得て1940年前後と同じ事を今している。安倍内閣は明治憲法を理想としています。今や既にこの内閣の憲法は実質明治憲法なんです。ウクライナの活動分子とパラレルだと思えないでしょうか。

西のウクライナと東の日本、それぞれ内部が固まればロシアと中国に対して直接挑発に出るのでしょう。そのフルバックとして米国がある。東ウクライナの独立志向勢力と我が国の反解釈憲法勢力は奇しくも同じベクトルを持っているということになると思います。

No.2 125ヶ月前
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