安倍政権は今、北朝鮮の拉致問題にひたすら突き進んでいる。
拉致問題は人道問題である。国民の支持をうけやすい。それはその通りである。
しかし、物事には常に他の問題との比較がある。
北朝鮮情勢を考えてみよう。
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北朝鮮は金正恩体制になって極めて不安定に推移している。金正日の死去後、金正恩体制への移行期に支えてくれた人物のほとんどをを殺害ないし失脚させてきている。
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政権が不安定な中、北朝鮮は極端な冒険主義的安全保障政策を実施する可能性がある。
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その代表はミサイル開発と核兵器開発である
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米国は③の情勢を懸念し、米中韓で圧力をかけてきた。特に過去は中国は北朝鮮に遠慮する姿勢を示していたが、周近平体制で、北朝鮮の横暴を許さない姿勢を強めてきた。
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北朝鮮がミサイル開発と核兵器開発を行って最も困る国は日本である。従って日本が④に協力することは極めて自然な選択である。
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コメント
わたしは今でも日本自体に北朝鮮の脅威がこれっぽっちもある
とは思っていません。
かの国にとって日本は潜在的な打ち出の小槌ですから。
ですが米軍の極東戦略に組み込まれている以上ゼロでもありません。
ですが限りなくゼロにする方法があります。
国交樹立、大使館相互開設、そしてカネの支払いを長期ODA方式で
やることです。
これで北のキンタマをつかむことができます。(下品でごめんなさい)
始めから入らないカネが入らないのは割り切ることができます。
現にいま北はそうしています。
ですが、なべに入ったと思っているカネが支払われないのは耐えられ
ません。
貧乏人にはけっして。
それを10年前にやっておけば拉致被害者などとっくにかえっています。
尖閣は日本のものだ、くらい言ってもふしぎじゃない。
うまくすれば竹島は日本のものだ、くらい言いますよ。
これを北にいわれたら韓国は衝撃でしょうが。
ただ、日本はこれまで北朝鮮とは交渉において「信用できない国」とのレッテルを
貼られていますから、(行動対行動とやたら北がいうのは日本の繰りかえされた
約束やぶりのせいです)最後の1円を日本が支払いおえるまで、最後のひとりを
還さない、くらいのことはいうかもしれません。
交渉はかんたんではないかもしれません。
でも安倍はやるしかない。
やってもらうしかない。
なるほど、「国交樹立、大使館相互開設、そしてカネの支払いを長期ODA方式でやること」か。でもそれを10年前にやってなかった(ま、やれる状況じゃなかった)。それどころか、日本はこれまで北朝鮮に約束破りを(4回も)繰り返し「信用できない国」とのレッテルを貼られてしまった、か。今となっては日本は完全にあの若造指導者に何とか玉を握られ拉致被害者と言う人質を取られ「行動対行動」とかの原則を振りかざされてアメリカや韓国の顔色を伺い嫌味を言われながらも北朝鮮の小出しの成果に対してうじうじと制裁を解除しなけりゃならなくなった訳か。「でも安倍はやるしかない」か、いっその事首相は降りてもらって、拉致担当副首相かなんかでずーっとやってもらったら。日本も最終的には本格的に国交を樹立して南北統一した中立国家の樹立に貢献すべきなんだろうが、6か国協議参加国との協調も難しいしね、中国も韓国も経済ベースで動き出したし、ロシアもアメリカもウクライナ問題で一触即発だしね。何時になったら拉致被害者は全員無事に戻れんでしょうかね。
(ID:18367902)
安倍政権は、ポピュリズムをうまく利用している
①集団的自衛権、日本の軍国化を正当化するために、中国を敵国化し、米国を守るなどと国民に受けやすいことを事例化、重大視し、国民世論を誘導する。
②ホムルズ海峡の地雷を除去しなければ中小企業は死活的打撃を受けるといって、武力行使を正当化しようとする。ホムルズ海峡は中国も依存しており、外交的に中国と話し合って対応する方法もある。一番危険な思想は、イスラエルに対しアラブ諸国は対立しており、イスラエルに加勢すれば、石油輸出がストップすることもあり得るわけで、死活的打撃をそのまま理解すれば、アラブ諸国に武力行使も辞さないということにつながる。
③理性的問題と情緒的問題の区別がつかず、拉致で国民的同調を得て支持率アップにつなげようとしている。全く次元の違う問題であるが、六か国協議に参加して、拉致を切り離そうとするのであれば、日本は北朝鮮の核を是認不是認、どちらとも受け取れるのです。他の国には拉致さえ解決すればよいと受け取れるのです。ブレーキをかけようとするのは当たり前です。