先ず、米国がフランスの金融会社に巨額の制裁金を課した。
「ロンドン(CNNMoney) 仏金融大手BNPパリバは6月30日、米国がイランやスーダンなどに科している制裁に違反した罪を認め、90億ドル(約9000億円)近い罰金を支払うことで米当局と和解した。」
こうした動きに対し、次の動きがあった。
「7月6日(ブルームバーグ):フランスのサパン財務相は国際取引でのユーロの使用拡大について、ユーロ圏各国政府が「世界の均衡」に関わる問題として捉え、方法を検討する必要があるとの認識を示した。
“これはドル帝国主義に対する闘いではない。われわれ自身、航空機をドル建てで売っている。それは本当に必要だろうか。私はそう思わない”と語った。 」
ここでは一応「ドル帝国主義に対する闘いではない“としている。
しかし、FTは次のように報じた。
「米国が仏金融会社BNP Paribas
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コメント
中国が始めようとしているインフラ投資銀行に対し、韓国に投資しないように圧力をかけています。日本は米国の意向を受けアジア諸国に投資しないように呼びかけている。
フランスだけでなく、英国は中国とかなり経済関係が深くなっており、今回はドイツメルケル首相が中国を財界人と一緒に中国を訪れ、巨大は成果を得たようである。同じ敗戦国ながら日本との違いを痛切に実感する。今回のフランスが支払った90億ドルが米国にとって大きな損害になって跳ね返る可能性が大きい。すでに米国一国主義は成り立たなくなっているのであるが、追随するのは日本だけ、敗戦前の日本に先祖返りしたしまった。
親日国の台湾が見逃されているが、尖閣問題、慰安婦問題から中国、韓国に歩調を合わせています。2015年には、抗日戦争記念館とか慰安婦歴史展示館の開設を進めています。今後ますます対日批判が他のアジア諸国に広がっていくのでしょう。マスコミは報道しないが、日本に対する目が国際的に厳しくなっている。
なんとなくヨーロッパのアメリカ離れが目立つようになりましたね。巨大資本も基本的には国家は使い捨てなので、ドルの基軸通貨の地位が脅かされればアメリカは終わりです。中国が溜め込んだアメリカ国債を売り払えばそれでジエンドかも知れません。そういう意味では中国の方がカードをたくさん握っている気がします。ただ中国は中国でほとんどバブル状態の経済を、国家資本主義でどこまで維持していけるのか読めない部分はあります。世界は混沌としたまま、ただ確かに動いていると思います。
ある意味面白い時代を生きていると思います。明日は何が起こるかわからない。暗いことが100あっても、何が起こっていくかわからないワクワク感はいいものだなと思います。
忘れてた。
この記事をはじめ新聞で読んだときあまりおおきな扱いでなかった。
とんでもなくすごいことが書いてあるのに。
事実関係だけ淡々と書いてあった。
くりかえすけどすごいことが書いてあるのに。
後追い報道でたいへんな大騒ぎになるでなく、まるでトピックス報道
のように終ってしまった。
わたしは小学生のころから新聞読みだからニュースバリューのことは
よくわかる。
なにかの事件なり事象なりがあれば翌日の新聞の扱い、活字のポイント
まで予想でき、まずはずさない。
この大ニュースの日本のマスコミによる扱われようってなんだ。
こんなおおごと、今回孫崎さんの投稿を読まなければ知らないままだっ
たひとが大半でしょう。
ここにやってくる人たちでさえ。
日本のマスコミはいまどうなってるのだろう。
これは将来歴史を振り返ったとき、米欧関係の分水嶺となったと特筆
される大事件であるかもしれないのに。
米国はウクライナでも混乱のどさくさにまぎれて大量の金塊を持ちだ
したと報道された。
米国は黙殺し、否定していない。
オバマがロシア連邦にたいして制裁、制裁と騒ぎたてて耳目をそちら
に引きつけているのは自分の犯罪に目がむかないようにするためでは。