現在、仕事の質における格差は、知的能力差で、どこでも行われている賃金体系である。さらに同一労働に対して同一賃金を徹底しようということである。基本賃金は何を根拠にして定めるのか、仕事量を定時間以内で消化できる人がどのぐらいの割合になるか。会社の恣意性に任せれば、酷使され、孫崎さんのお話の通り、奴隷と同じ扱いになる。 一千万円以上の収入を得る人であれば、職場はかなり限定されるが、収入限度が下げれば、対象者が限りなく広げられることになります。 此の賃金体系の大きな問題点は、人を物に置き換えた考え方をしていることです。今でも、多分契約など正規でない人の賃金は物と同じように材料費扱いであるが、正規でも物と同じように材料費扱いにしようということではないか。 職場の流動性が出てきて、能力のある人は高給で他社への転職も可能であるが、能力のない人は残業を増やさなければ仕事を消化できない場合もあるし、給料の安い仕事簡単な職種に移動するか、転職せざるを得なくなってしまう。 私たち、高齢者でも大変なことになると心配であるが、社会的議論をしないと、使用者にいいようにつかわれることになる。現在、労働組合は本来の仕事をしているのであろうか。多分労働貴族化していて、労働者のことを考えなくなっているのではないか。皆が皆、自己本位、大変な世の中になりそうだ。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
現在、仕事の質における格差は、知的能力差で、どこでも行われている賃金体系である。さらに同一労働に対して同一賃金を徹底しようということである。基本賃金は何を根拠にして定めるのか、仕事量を定時間以内で消化できる人がどのぐらいの割合になるか。会社の恣意性に任せれば、酷使され、孫崎さんのお話の通り、奴隷と同じ扱いになる。
一千万円以上の収入を得る人であれば、職場はかなり限定されるが、収入限度が下げれば、対象者が限りなく広げられることになります。
此の賃金体系の大きな問題点は、人を物に置き換えた考え方をしていることです。今でも、多分契約など正規でない人の賃金は物と同じように材料費扱いであるが、正規でも物と同じように材料費扱いにしようということではないか。
職場の流動性が出てきて、能力のある人は高給で他社への転職も可能であるが、能力のない人は残業を増やさなければ仕事を消化できない場合もあるし、給料の安い仕事簡単な職種に移動するか、転職せざるを得なくなってしまう。
私たち、高齢者でも大変なことになると心配であるが、社会的議論をしないと、使用者にいいようにつかわれることになる。現在、労働組合は本来の仕事をしているのであろうか。多分労働貴族化していて、労働者のことを考えなくなっているのではないか。皆が皆、自己本位、大変な世の中になりそうだ。