ドイツの第三帝国はワイマール憲法を超越して「総統」が直接国民に命令を出し国民を統率した。解釈憲法とは第三帝国の手法をまねたものだ。麻生副首相のナチスに学ぶという発言は冗談ではなく本気だった。 ナベツネのプロパガンダと米国の内部工作を得てその手法はうまく作動している。今後隣国の中国と張り合う為日本はそれまでの嘘の上に嘘を重ねてそれらが肥やしにして全体主義国家に成長する。ヘイトスピーチの野放しはその前触れで、第三帝国のユーゲントを想起させる。 だけど我々は悲観することはない。全体主義は成長を遂げると崩壊過程に入る。エントロピーの原理だ。その引き金となる要素がいくつかある。 一つは、強大な米国とそれに次ぐ強大国家中国に挟撃され十分に成長できないこと。 次に、沖縄に日本では珍しく金権を脱却する正しい民主主義が生まれつつあること。 更に、米国文明が回教国家、アフリカ、南米で色あせたものとして遠ざけられつつあること。 全体主義にはテロを生み出す傾向が強くある。戦争をも好む。犠牲者が出る。国民ひとりひとりが用心しなければならない。さりとて傍観はよくない。全体主義はいわば台風なのだ。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
ドイツの第三帝国はワイマール憲法を超越して「総統」が直接国民に命令を出し国民を統率した。解釈憲法とは第三帝国の手法をまねたものだ。麻生副首相のナチスに学ぶという発言は冗談ではなく本気だった。
ナベツネのプロパガンダと米国の内部工作を得てその手法はうまく作動している。今後隣国の中国と張り合う為日本はそれまでの嘘の上に嘘を重ねてそれらが肥やしにして全体主義国家に成長する。ヘイトスピーチの野放しはその前触れで、第三帝国のユーゲントを想起させる。
だけど我々は悲観することはない。全体主義は成長を遂げると崩壊過程に入る。エントロピーの原理だ。その引き金となる要素がいくつかある。
一つは、強大な米国とそれに次ぐ強大国家中国に挟撃され十分に成長できないこと。
次に、沖縄に日本では珍しく金権を脱却する正しい民主主義が生まれつつあること。
更に、米国文明が回教国家、アフリカ、南米で色あせたものとして遠ざけられつつあること。
全体主義にはテロを生み出す傾向が強くある。戦争をも好む。犠牲者が出る。国民ひとりひとりが用心しなければならない。さりとて傍観はよくない。全体主義はいわば台風なのだ。