フレデイ タン のコメント

自民党の集団的自衛権の進め方はその乱暴さに於いて最近起こったウクライナのクーデタと同じだ。両国とも米国が強く後押ししている。

第二次大戦後、米国が起こした戦争には悉く大義がなかった。現在、世界支配に必要な膨大な軍事費と戦意高揚を維持するために米国は常に戦争を再生産している。だが米国民はバカではない。徐々に権力の醜さがばれてきて厭戦気分が蔓延し始めた。その結果、私兵を戦場に派遣し始めた。戦争のビジネス化だ。更には無人殺人機を飛ばし戦争を行っている。これは犯罪だ。そういった国と同盟を結ぶことが何か説明は不要だろう。

戦争に大義があるとすれば専守防衛しかない。ロシアも中国も北朝鮮も専守防衛だ。国連憲章も専守防衛が基本だ。日本の国会議員たちが今進めている集団的自衛権は世界の潮流に逆行している。米国が作る戦場で無人殺人機の下で私立の傭兵会社の雇用兵と肩を並べて命をかけることに大義はない。

それに加えて、疑義ある手続きで作られた命令が専守防衛精神を叩きこまれた自衛隊員を米国の大義なき戦争で果して有効に動かせるのか大いに疑問なのだ。

一般論だが、外国派兵は大義(cause)が不可欠だ。皇軍にはそれがあった。欧米列強の植民地からアジアを解放する。
だから国民はそれに従った。

No.1 127ヶ月前

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