孫崎享のつぶやき

中国艦艇リムパックに初参加―核保有国同士は必然的に軍事紛争をしない関係にー

2014/06/11 06:42 投稿

コメント:2

  • タグ:
  • 孫崎享
  • 推薦図書
  • 政治
  • 歴史

核兵器を大量に保有する国同士の関係においては、如何に相手の国の体制に不満があろうと、相手国が攻撃をすれば自国は消滅する。この中、両者の関係は如何なることがあろうと軍事的衝突は避けなければならない。それがかつての米国とソ連の関係、今日の米国とロシアの関係であり、今それが米中関係になりつつある、それが、米中双方が「新大国関係」と認識しだしたものである。ここでは相互理解と、相互協調とが不可避となる。リムパックを巡る動きもその一環である。

 日本は「米国は中国を敵国とし、日本が中国に激しい対応をすればするほど歓迎される」と誤解しているが、大変な誤解である。

10日NHKNEWSWEB
******************************************************************

「リムパック初参加の中国艦艇出港今月下旬からハワイ沖で始まる、アメリカ

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

世界の大国関係の軍事力は、戦争を抑制的に排除する方向に動いているといえます。
このような時に、戦争のできる国にしようなどということは、真逆の発想であるのに、米国にこびへつらい戦争のできる国にして、米国のために傭兵をだし、米国の利益を生み出す先頭に立とうとしています。
今の総理は、何が何でも、集団的自衛権という言葉がほしい、期限を区切って公明党に迫っています。憲法改正の手続きなど将来的に考えることは放棄し、憲法解釈変更で、米国の軍隊の中に日本の自衛隊を組み入れようとしていることは明らかです。自衛隊の米軍従軍化のステップが一気に進むことになる。集団的自衛権は、現在議論している限定など一気に乗り越える魔力を持っており、公明党も今までのように簡単には譲れない。胆力の勝負なのでしょう。TPPが導入されれば、軍事、経済両面で、日本の米国従属化が一気に完成することになる。これだけ大きな変化を国民に問うことなく決めようとする政府は、国民の信託を悪用し憲法を空文化する愚挙につながっており,憲法、国民に対する背信的行為といえる。

No.1 127ヶ月前

私は米国は安倍氏を歓迎していると思います。

米国は倫理なき国です。米国はダブルスタンダード、トリプルスタンダードの国です。

ウクライナの最近のケースを見ていると良く分かります。ウクライナの新任の大統領はモスクワを攻撃すると挨拶で発表しています。モスクワを狙ったミサイル配備は彼の視野にあるのでしょう。米国にとってキエフとモスクワが勝手に焦土化するのは米国による一極世界支配の為の戦略に寄与するだけでなく歓迎されることでしょう。米国の動きがどこかちぐはぐなのはそういった深謀遠慮があるからでしょう。

米国と日本の好戦派は迎撃ミサイルの日本配備に熱心です。安倍氏の北京に対する乱暴な言葉はウクライナの新任大統領のロシア向けの言葉と同じです。日中間で偶発的に有事が発生し北京と東京が焦土化してしまうことは米国にとってはUNFAVORABLEな事態ではない。

米国にとっての課題はウクライナと日本のそれぞれロシアと中国との諍いで連帯責任を問われる状況に追い込まれることだけです。ダブルスタンダード、トリプルスタンダードの、インデアンを虐殺してきた米国です。彼らは種々の学者なんか使って、連帯責任逃れのロードマップを考えるのは間違いないと思います。

安倍靖国主義はキエフのネオナチズムと同様に異様異形であればあるほど米国の深謀遠慮とは矛盾しない。この局面は日本人と中国人が米国抜きで考えなくちゃいけない。両国人は高官から国民全体に至るまで一丸になって無条件に握手しなくちゃならない事態だと思います。

No.2 127ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細