安倍首相は「私たちの命を守り、私たちの平和な暮らしを守る、そのためにはいかなる事態にも対応できるよう、常日頃から隙のない備えをするとともに、各国と協力を深めていかなければなりません」と述べて、集団的自衛権であたかも、日本の安全が高まるようなことを言っているが全く逆である。
繰り返すが、集団的自衛権の本質は米軍の戦略のために自衛隊を海外で使うことにある。
これを明確に述べたのは「地域及び世界における共通の戦略目標を達成するため、国際的な安全保障環境を改善する上での二国間協力は、同盟の重要な要素となった。この目的のため、日本及び米国は、それぞれの能力に基づいて適切な貢献を行うとともに、実効的な態勢を確立するための必要な措置をとる」「双方は、新たな脅威や多様な事態に対処すること、及び、国際的な安全保障環境を改善することの重要性が増していることにより、双方がそれぞれの防衛力を向上し
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コメント
>>5
oldjapさん、告白すると私もの知らずで世間知らずなのです。そしてアメリカ政府が嫌いなのです。そして現実的に考えることもできないんです。アメリカに頭を下げて生きることが現実的なら、そんな現実ではない現実を探さなければと思いますよ。oldjapさん、恐竜は滅びるんです。遅いか速いかの違いです。そのときを考えて生きることは十分現実的ですよ。別にいま酸素マスクを外せといっている訳じゃない。これまで通り従っていたらもっとひどいことを要求されるといっているのです。
孫崎さんのは正論です。しかし、この国の形がその正論の多くの国民への伝達をブロックしています。正論が伝わっているのは今のところ沖縄だけです。日本は全体主義国家に突入してます。
思うに、安倍氏の靖国神社主義は米国の国際戦略に全く矛盾しない。ウクライナでドイツナチと協力してユダヤ人とロシア人を虐殺したウクライナの純血主義者たち(ネオナチと呼ばれる)が合法政権を転覆させたのは米国の強力な後押しがあったからです。米国にとっては相手が悪魔でも自分らの金銭的利益に奉仕するかぎり米国は握手するのが米国の原理ですから。
今や米国は安倍氏を後押しして一挙に集団的自衛権とTPPをGETしたいということでしょう。安倍氏にとって願ってもない好機到来です。解釈憲法はソフトクーデタです。超法規的な措置です。その正当性には常に疑問符が付きまとうのです。深刻な矛盾が早晩出て来るのは間違いありません。米国が仕掛ける戦争に大義がないからです。
ただ残念なのは、TPPは生き延びます。この頸木からの脱出は容易ではないでしょう。あの明治の不平等条約の改定にどれだけコストがかかったことか、本当にぞっとします。
先程テレ朝のニュースステーションで海部元首相が当時のブッシュ米大統領からの執拗なイラクへの自衛隊派遣要請に対し憲法第9条を盾に断った事、当時の後藤田官房長官が「アリの一穴」を防いだ話等を聞いた。83歳の海部氏は今の安倍政権の集団的自衛権容認を厳しく糾弾しておられた。それに引き換え今の安倍総理の国会答弁などを聞いているとアメリカの言う事には何も逆らえない軽佻浮薄な表六だま(間抜けの意)に見えてくる。野党も松下政経塾出身の右翼議員に牛耳られて何も出来ない。真っ当な腰の据わった政治家を選ばなかった国民の責任なのか。これからは自衛隊員の応募が減り徴兵制になるかも知れないから、若いネトウヨさんたちにはネットになんか嵌ってないで、せいぜい体を鍛えておいてもらうより仕方ないだろうね。
(ID:18367902)
お話のように、集団的自衛権の目的は、「米国の論理を拡大するため、国際的安全保障環境を改善する」ことに他ならない。
邦人を守るなどは、詭弁に過ぎない。一般民間人が戦闘地域外で、該当する戦争のために犠牲になるなど、日本人はもちろんどこの国の人でも、滅多に起きることではない。現状のままで、海外の日本人が犠牲になるなど、詭弁というより嘘を言って、国民の不安をあおっているとしか言えない。日本領土の安全も現状で維持できることは明らかです。日本を侵略する戦争など起きるはずがありません。また、米国を守るというが、米国に、あるいは米国の艦船に攻撃を仕掛ける無謀なこともあり得ない。集団的自衛権は、ただ、米国のための米国の戦争に参加させ、米国の傭兵として使うことをもくろんでいること以外考えられないし、現時点明確になっている。現在は国民の問題でなく、国会前をデモり、国会議員に国民の意思を代表するように求めることが肝要な気がします。国会議員に国民の意思を代表しろ。いつ米国人の意思を尊重するようになったのか。売国奴に等しいといえますが、恥ずかしくないのでしょうか。