孫崎は「集団的自衛権は自衛隊を米軍の下で戦闘させるシステム」と記述しているが、これはかなり実情に近い。というのは自衛隊の主要装備はおおむね米国製であり、また戦闘指揮命令系も極東米軍とほぼ一体化しているようだから。日本国政府が国家保全活動に関しレて米国と歩調を合わせるのは、現実的に効率的であり、日本国政府が完全に独立独歩であるよりは、歴史的に見ても安全度が高いと思われる。なかんずく、米国が中国の実力を勘案して、衝突を避けようとしているならば、なおのこと、米国の尻馬に乗っかっているだけでよい。米国の方針はほぼ明白だが、中国の方針は不透明であり、何が起きるか予想できない。国民がその様に解釈して政府の活動を支持しているならば、孫崎的な思考は少数派である。少数派が正しく、多数派が誤っていると断じるのは矛盾している。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
孫崎は「集団的自衛権は自衛隊を米軍の下で戦闘させるシステム」と記述しているが、これはかなり実情に近い。というのは自衛隊の主要装備はおおむね米国製であり、また戦闘指揮命令系も極東米軍とほぼ一体化しているようだから。日本国政府が国家保全活動に関しレて米国と歩調を合わせるのは、現実的に効率的であり、日本国政府が完全に独立独歩であるよりは、歴史的に見ても安全度が高いと思われる。なかんずく、米国が中国の実力を勘案して、衝突を避けようとしているならば、なおのこと、米国の尻馬に乗っかっているだけでよい。米国の方針はほぼ明白だが、中国の方針は不透明であり、何が起きるか予想できない。国民がその様に解釈して政府の活動を支持しているならば、孫崎的な思考は少数派である。少数派が正しく、多数派が誤っていると断じるのは矛盾している。