小松法制局長官は「総理のいうことを尊重していく」位。

他方、元法制局長官長官たちは法律的に危険を指摘。

18日朝日新聞掲載の主要論点。

・安倍晋三首相は先日の国会答弁で、憲法が国家権力を縛るのは「王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方」であり、憲法とは「日本という国の形、理想と未来、目標を語るもの」と語った。

しかし、国民主権を掲げる今の憲法は、基本的には国民が権力を縛るための約束であり、権力の制御装置だ。

・安倍首相が96条改正に関するトーンを弱めた頃、浅井氏が憲法改正をめぐり、ナチの「手口を学んだらどうか」と発言した。ナチスは「合法的」に全権委任法を成立させて、憲法を事実上葬った歴史がある。麻生氏の発言は法にのっとった形で憲法の根本的規範をかえてしまう解釈改憲の道を示唆したのでないか。

・憲法には9条だけでなく、表現、報道、進行などに関する基本的人権の基幹となる規定がある。