younghope のコメント

選挙の結果分析は、さまざまな仕方があるが、どうしても手前びいきにしてしまう傾向は否定できない。数字で分析するといっても、数字の利用の仕方によって、別の分析結果を導き出すことも出来るのです。前回は、48%という数字にこだわって、機械の恣意性を議論したが、純粋に数字を分析してみたい。
 2014        2016
 猪瀬  434     舛添  211
 松沢   62     細川   96
             田母神  62
 保守系 496         369(-127)
 宇都宮  97     宇都宮  98(+1)
 投票率  62.8%       46.1%
投票率の差が、保守リベラル系の得票減につながっているといえる。
左派系の得票は殆ど横ばいである。
舛添氏の得票が確かに猪瀬氏の48%になっているが、保守リベラル系の得票が減ったのは、次のような理由と判断するのが妥当な気がします。
①投票率が16%減り、保守リベラル系の得票が127万減った。
②保守(右)田母神氏と保守(リベラル)細川氏の得票分158万減った
2012年の496万から①+②(285万)を引くと、211万の舛添氏の得票になります。
2012年と2014年に都民の投票行動に大きな差が出ていないと見るのが妥当な気がします。
それだけ,焦点がぼやけて都民の投票行動を促すようなことがなかったと見るべきです。
原発は焦点ボケで、選挙で選別する項目になりえなかったというべきでしょう。

No.2 130ヶ月前

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