「ネトウヨ」のようなグループはどこの国にもあるもの。主張は国と個々のグループにより異なる。例えばドイツのナチス、ロシアのソ連の再興を願い、狙うグループ、アメリカの教科書に進化論と神が全ての生き物を数日で創造したとする説を併記せよと主張するキリスト教原理主義グループなど、である。重要なのは、それらの周辺グループに政治がどのくらい引きずられるかである。私自身は日本の天皇制は役目を終え、天皇はヨーロッパの王侯貴族の仲間入りをして次第に消えていくべきであろうという立場をとる。その意味で雅子さんの反応は自然であり、当然だろうと思う。日本の天皇制を復活させようとする動きは失敗すると予想する。また、それらの右翼の願う軍国主義国家の再興の願いと安部さんの集団自衛権に関連する考えとは同一ではなく、同一視すべきではないと思うが、これに対して反論を歓迎する。実を言うと安部さんの考えはよくわからない。彼の思考を明快にまとめた文献はどれか、ご存じの方は教えてほしい。実は、かなりいい加減ではないかと憶測している。ましてや、右翼の思想については明治以来の文献はあるようだが、果たして充分な論理性、実証性が認められるものか、読まないでいる当方には偏見がある。