先般過去衆議院議員4期、衆議院議員3期を経て、残念ながら一昨年の衆議院選挙で落選し、捲土重来を期す二人の議員と一緒に、東京都知事選挙の見通しを語っていた。

「マスコミの力は本当に強い。彼らにはもはやシステムがあった、望むべき方向に誘導する力がある」

 今、東京都知事選挙を見るとこの力が働いている。

1:まず選挙戦の争点を、特定候補者が投票しやすいように設定する。

  今回で言えば、細川氏は原発に絞り立候補をした。宇都宮氏も再稼働に強く反対している。しかしマスコミは争点を景気、経済成長の方に関心を誘導している。再稼働問題を紙面、放送で極力避ける。

2:個人の資質などにおいても細川氏の佐川事件は執拗に取り上げるが、桝添氏の問題点(赤旗指摘)はほとんど言及されない。

 この様な形でマスコミに誘導され、都民は選挙に臨む。

 日本人が、こうした設定された道を歩む傾向はすでに、ベネディクト著『菊と