ビブリア古書堂の事件手帖はこれで1-5まで全て買った。おまけに、5は偶然ではあったが、発売初日に購入しているから、大変なフアンだ。

 この本の魅力は幾つかの要素が混在していることにある。

   古書店で働く主人公と、経営者の若い女性とのほのかな恋愛感情

   古書店の知識

   古い本にまつわる知られざるストーリー

   本にまつわる推理、事件

 これらがうまい塩梅に混ざっている。

 このバランスが4では崩れたような気がした。

   よりも経営者女性の母親の問題が出てきたり、古い本にまつわる知らる

るストーリーの情報量が減った印象を得た。

 でも『ビブリア古書堂の事件手帖5』では完全に元のバランスに戻り魅力たっぷりとなった。

 作者が「―『ビブリア古書堂の事件手帖』の源泉とは」を書いている。

・北鎌倉の架空の古書店を舞台に、該博な知識を持つ美人店主と、本について何も知らない