日本の政治に不思議な現象がある。

自民党の改憲案第一条で「天皇は、日本国の元首であり」とするように,天皇の地位を高めようとする人々がいる。
 しかしこれらの人々は天皇陛下の考え方を決して敬おうとしていないことである。彼らは天皇陛下を個人として尊敬する存在としてではなく、自分達の政策を「天皇の名において」、道具として、実施しようとする人々である。

天皇の地位を高めようとするなら、天皇陛下の個人としての考えを学ぶべきではないか。

そして自分達の考えが天皇陛下の個人としての考えと如何に遊離しているかを深く反省すべきである。

以下は抜粋である。

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1:戦争の位置づけ

陛下:80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事という質問ですが、やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。

私が学齢に達した時には中国との戦争が