今の政治の一番大きな問題は、与党は、自民党と公明党で絶対多数を形成してネジレを解消しているのに対し、野党は与党的考え方と野党的考え方とネジレた関係にあることです。
今回の「特定秘密保護法」に対して、与野党とも、秘密を持つことに賛成し、運用で議論しているお粗末な国会になりました。現在強すぎる情報の独占を官僚に認めるだけでなく、法的に強化するお墨付き法を成立させてしまったのです。国民だけでなく、国会議員も米国の情報から遮断されるのです。馬鹿な国会議員たちであるとしかいいようがありません。
原発も、TPPも、現在は賛成反対がにぎやかに議論されていますが、秘密保護法が施行されると、体制に都合の良い情報だけがマスコミで宣伝され、体制に都合の悪い情報は隠蔽され、国会議員、国民は、体制の意図する方向に誘導されていくのでしょう。核の持込も密約があったの、なかったのということが話題になったが、今後は全く話題にも出来ないことになるのでしょう。恐ろしい社会になりそう。