中国防空識別圏の設置に対する米国の動きは極めて迅速であった。
中国は23日中国防空識別圏の設置し、米国は23日、即、ケリー国務長官、およびヘーゲル国防長官は各々懸念を表明する声明を出した。
何故か。
核保有国同士では核戦争の回避が最大の課題で、そのためには相互の戦略を十分に理解し合う必要がある。相互の共通認識と異なる攻撃的動きが出た時には遇発で危機が一気に高まる懸念がある。
今度の中国の防空識別圏の設置は、米中の基本認識と異なる対応を米国がとった可能性がある。
米国は尖閣諸島をめぐる緊張に懸念を表明してきている。いったん、軍事衝突が起これば、米国としても関与を検討せざるをえない。
この中米国は中国に対して、東シナ海で緊張をとる動きを行うべきでない、外交努力で解決する、これで中国に話し、中国も基本的に了解していたと満たれる。習近平国家主席の米国訪問の際
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コメント
報道によると、防空識別圏に対する日米の対応が全く逆になっている。
日本政府は航空各社に中国の要求にしたがって計画書を提出しなくとも良いと指導しているが、米国は、中国の要求にしたがって計画書を提出するように指導しているようである。
米国の指示に従って行動していると見ていたが、どうも違うようであり、独自判断なのであろうか。それともジャパンハンドラーの指示によるものであろうか。安倍政権は何をやろうとしているのか、全く不明。米国も困っているのではないか。
”Airlines Urged by U.S. to Give Notice to China”
29日のNEW YORK TIMESによるとオバマ政権は中国のADIZ上を飛ぶ米国の民間航空会社に対し安全の為中国当局の事前飛行プラン提出要請に従うよう助言した様です(日本に通報したか否かは不明だそうだが)、勿論米国政府、軍は中国のADIZを受入れを拒否していますが。今日の中国ADIZ侵入の日米軍用機に対する中国軍機のスクランブル報道には日本のメデイアは事実を否定していますが、米国防省は否定も肯定もせず、日米の極秘偵察飛行の可能性もあるとしています。米国は中国と真摯な対話を行っており、バイデン副大統領は来週中国指導部と会ってこの問題を直接協議すると。一方日本の防衛相は「中国側が防空識別圏の運用をめぐって日本側に協議を持ちかけても応じない」と相変わらず対話を拒否している。拒否ではなくこちらから対話を持ちかけるべきでは、安倍さんの言う様にいつでもオープンに話し合う、それは今でしょう。Tsutomizuさん言う通り日本は事態を打開しょうとしては動かず、何でも米国に頼るだけで当事者能力(尖閣は日中間の問題)が無いのですね。
日本が米国と異なる反応をとることこそ、日本は米国の指示に従うだけではないと思われるのに、対米依存一点張りを日頃嘆いている孫崎さん以下その同調者の皆さんは、何がご不満なのでしょう?
日本が米国と異なる反応をとる理由は。孫崎さんの観察どうり、米中は核兵器保有国であり、日本がそうでないからかな?
(ID:18982160)
マスコミ報道を見ていると、防空識別圏というものを理解していないように思います。
防空識別圏とは、観戦などより遙かに速度が速い航空機が、領空に入ってから防衛出動をしたのでは間に合いません。そのため、領空に近づいてきた国籍不明機を発見した時点で出動する目安として設定するものです。従って領空より広い範囲を設定しますから、近隣国では、互いに重なるのは当然なのです。日本も韓国も設定していますが、日韓間については、米国の同盟国なので、米国の指導で重複していませんが、日中や中韓では重なるのが当然なのです。むしろ今まで中国が識別圏を設定していなかったことが不思議と言えるでしょう。
この時点で日本政府は、抗議ではなく、運用についての話し合いをしなくてはならないはずです。