もう少し付け加えるならば、孫崎氏の活動は彼の第二、第三のこの世に生きるための身過ぎ世すぎの業であり、簡単に言えば本を書いたり、講演をして金を稼ぐ、稼業であるから、あまり邪魔はしたくありません。ただし、比較の対象として司馬遼太郎をとりあげれば、司馬は明治期に活躍した軍人や政治家に惚れ込んで(あるいはそのふりをして)、彼らの美点を創作を加えて描くことにより、本を売って稼ぎました。それが歴史家の目から見てどうかは、歴史学者に任せましょう。一方、孫崎氏はご自身がその世界に身をおいた、日本の外交畑の先輩たち[例えば吉田元首相)を痛烈に批判する内容の本を書いて稼いでいるのです。果たして孫崎は吉田以上のことができただろうかと考えてしまいます。適切な、感情を交えない批判なら結構でしょう。しかし、孫崎氏の最近の論説には、あまりにも形容詞が多いように思います。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
もう少し付け加えるならば、孫崎氏の活動は彼の第二、第三のこの世に生きるための身過ぎ世すぎの業であり、簡単に言えば本を書いたり、講演をして金を稼ぐ、稼業であるから、あまり邪魔はしたくありません。ただし、比較の対象として司馬遼太郎をとりあげれば、司馬は明治期に活躍した軍人や政治家に惚れ込んで(あるいはそのふりをして)、彼らの美点を創作を加えて描くことにより、本を売って稼ぎました。それが歴史家の目から見てどうかは、歴史学者に任せましょう。一方、孫崎氏はご自身がその世界に身をおいた、日本の外交畑の先輩たち[例えば吉田元首相)を痛烈に批判する内容の本を書いて稼いでいるのです。果たして孫崎は吉田以上のことができただろうかと考えてしまいます。適切な、感情を交えない批判なら結構でしょう。しかし、孫崎氏の最近の論説には、あまりにも形容詞が多いように思います。