米国は金融緩和停止、債務上限問題など財政上の制約によって、米軍の規模縮小が喫緊の課題であり、中東からの米軍引き上げが進んでいます。このような中で、日本の国防、安保条約が現状のままでよいのかがテーマとなり、日本に肩代わり論が出てきても、不自然ではない。 米国の置かれている大きなアキレス腱は、イスラエルであり、安全確保は米国一国では対処できない。では他国が同調するかといえば、今までのようには英国、フランスなど同盟的関係にある国も動かなくなってきた。安保同盟関係にある日本しか頼るところがなくなったのでしょう。 シリア攻撃問題で、明らかになったことは、不用意にも最初外国で、安倍総理は、「アサドは退陣すべし』などといってみたり、米国追随が随所に垣間見られた。 日本の防衛は米国依存からどのように脱皮していくかが、本来的に重要なことであり、米国の事情(財政、イスラエル)に振り回されるのは、現在の軍事的世界情勢のバランスを綜観的に見ると、得策ではない。 中国の無人機の性能が米国の無人機に匹敵するといわれている。何でも米国が一番の時代は終わったのです。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国は金融緩和停止、債務上限問題など財政上の制約によって、米軍の規模縮小が喫緊の課題であり、中東からの米軍引き上げが進んでいます。このような中で、日本の国防、安保条約が現状のままでよいのかがテーマとなり、日本に肩代わり論が出てきても、不自然ではない。
米国の置かれている大きなアキレス腱は、イスラエルであり、安全確保は米国一国では対処できない。では他国が同調するかといえば、今までのようには英国、フランスなど同盟的関係にある国も動かなくなってきた。安保同盟関係にある日本しか頼るところがなくなったのでしょう。
シリア攻撃問題で、明らかになったことは、不用意にも最初外国で、安倍総理は、「アサドは退陣すべし』などといってみたり、米国追随が随所に垣間見られた。
日本の防衛は米国依存からどのように脱皮していくかが、本来的に重要なことであり、米国の事情(財政、イスラエル)に振り回されるのは、現在の軍事的世界情勢のバランスを綜観的に見ると、得策ではない。
中国の無人機の性能が米国の無人機に匹敵するといわれている。何でも米国が一番の時代は終わったのです。