スポーツは、個人競技と団体競技があり、自ずから重視される視点が異なってくる。また、日本の時代劇と西部劇をみると、相似性が垣間見られる。国技で、外交文化の差を明確化されたのでしょう。 論点は、個人の役割が組織の中で発揮されることによって、全体の力が相乗的に増加する組織であるかどうか。個が大切にされているかどうかである。 同じ様な事例が戦争時日本にもあったが、それは特攻隊のように個人的犠牲があって成り立つ戦術であり、戦いを綜観した戦略性にかけていたといえる。 TPP 交渉では、米国の主眼は農業ではない、金融緩和などの規制緩和である。日本の主眼は農業であり、製造業であり、圧力の強い団体の主張が重視され、声の少ない業界は譲歩の対象になる。 国をどちらの方向に持っていくのかによって、戦略が異なるのであるが、米国と同じ方向(同質化)を目指す政府の戦略は、日本の独自性があるのかないのか、農業以外は、皆目分からない。農業も他国との合意が得られなければ、全体として、日本の主張は通らないことになります。米国を相手にするときは、米国の主張を押さえ込む主張をする野党がないと、米国に従うしかなくなる弱い政府になってしまう弊害は否定できない。対米国においては、ネジレがないのは、大きなマイナスといえる。 根本的には、民族の特殊性によるのか、大陸的なのか島国なのか、分からないが、相手の心を読む力も大切ではあるが、議論を戦わす風土が出来ないと、綜観的見方が育たないし、相手を尊重する見方が出来ない。したがって、国益を目指すことが出来ない。法人税減税などといって、財政赤字解消の大目的がどこかに飛んで行ってしまった。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
スポーツは、個人競技と団体競技があり、自ずから重視される視点が異なってくる。また、日本の時代劇と西部劇をみると、相似性が垣間見られる。国技で、外交文化の差を明確化されたのでしょう。
論点は、個人の役割が組織の中で発揮されることによって、全体の力が相乗的に増加する組織であるかどうか。個が大切にされているかどうかである。
同じ様な事例が戦争時日本にもあったが、それは特攻隊のように個人的犠牲があって成り立つ戦術であり、戦いを綜観した戦略性にかけていたといえる。
TPP 交渉では、米国の主眼は農業ではない、金融緩和などの規制緩和である。日本の主眼は農業であり、製造業であり、圧力の強い団体の主張が重視され、声の少ない業界は譲歩の対象になる。
国をどちらの方向に持っていくのかによって、戦略が異なるのであるが、米国と同じ方向(同質化)を目指す政府の戦略は、日本の独自性があるのかないのか、農業以外は、皆目分からない。農業も他国との合意が得られなければ、全体として、日本の主張は通らないことになります。米国を相手にするときは、米国の主張を押さえ込む主張をする野党がないと、米国に従うしかなくなる弱い政府になってしまう弊害は否定できない。対米国においては、ネジレがないのは、大きなマイナスといえる。
根本的には、民族の特殊性によるのか、大陸的なのか島国なのか、分からないが、相手の心を読む力も大切ではあるが、議論を戦わす風土が出来ないと、綜観的見方が育たないし、相手を尊重する見方が出来ない。したがって、国益を目指すことが出来ない。法人税減税などといって、財政赤字解消の大目的がどこかに飛んで行ってしまった。