孫崎享のつぶやき

米国国民の覚醒がシリアへの空爆を止めた。我々も世論の力を再評価しよう.

2013/09/15 06:55 投稿

コメント:5

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シリア政府側による化学兵器使用をめぐる動きは今後の世界情勢に大きい影響を与える。米国政府は必死になってシリア攻撃をしようとしたが、米国世論がこれを阻止した。少なくともこれまで。

これは国際政治の新しい動きとなる。

 シリア政府側による化学兵器使用がでてきた時にはオバマ大統領は「懲罰しなければならない」と言った。普通はけれで終わりで、米国は軍事攻撃に入る。ちかし、今回は違った。

 米国による空爆は8月中に実施されるとみられた。

 ここでオバマ大統領が「議会の決定に委ねる」との方針を出した。

 ここから事態は新しい展開を示した。

 一連の流れを書きに記す。

   オバマ大統領、ケリー国務長官等の動き、
9月9日オバマ大統領ABC, CBS, NBC, Fox, PBS, and CNN に出て10日国民に訴え。

さらには10日「ヒラリー・クリントン前米国務長官、対シリア軍事行動を支持」、大

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コメント

このシリア化学兵器問題で一番大きな要素はロシアのイニシアチブではないか、中国もそうだ。SCO(上海協力機構)での国連決議なしの武力行使反対決議に見られる中露の結束、新興国の意思表示等も影響し今回の米ロし合意がもたらされた。最早アメリカの威信は失墜した。プーチン曰く「アメリカが特別の国だと思っている事こそが危険である」と。これが正論であり、この様に国際社会が健全化する事を望む。翻って日本政府の態度はどうよ。相も変わらずアメリカ様一辺倒で、拾われた駄犬の如くアメリカ様の脛にしがみ付いてご主人の意向に従うしか能がない。近隣諸国ともうまくいかず、国内の在特会などの動きにも社会もマスコミも何かにおびえて何もしない。福島は安全だと嘘をついてオリンピックか。おもてなしか。

No.3 136ヶ月前

英国議会やロシア大統領のお陰で、米国の軍事介入はひとまず抑止された。
サリンが使われたことは確認できても、それを誰が使ったかは確認のしようがないのに「アサド政権が使った」と断定したオバマ大統領の危うさは解消されていない。
そして政府VS.反政府の殺人合戦は今も続いており、無辜の市民が恐怖の中で生活しているのだ。
それにしても、アサド大統領に退陣を求めた、どこかの国の愚かな安倍首相は、未だに発言撤回も謝罪もしていない。

No.4 136ヶ月前

若し、孫崎さんの指摘が事実として展開して行くなら…画期的な自体がいまアメリカで起きています。感動的ですね。「戦争中毒国家・アメリカ(堤未果)」の威光が本家本元で崩れつつあることは大歓迎です。
ペリーの黒船以降、マッカサーと、日本はいつも外圧(米従属)でウロウロしているだけでした。これからは平和を実践する科学技術立国の日本が国際的に尊敬される時代が来るかも知れません。
何処でもいつでも”世論”がリードしていく世界・時代をつくって行きたいものです。

No.5 136ヶ月前
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