haruo のコメント

 8月12日に見てきました。「少年H」と「故郷よ」の2本、途中待ち時間をはさみ見てきました。「故郷よ」は、チェルノブイリの隣町プリピャチを舞台に、原発事故により故郷を追われた人々のドラマでした。避難生活を余儀なくされた福島の人たちの望郷の想いの強さも同じだろうと感じてきました。
 「少年H」の時代背景は、昭和初期です。小林多喜二が残虐な拷問により絶命したのは昭和8年2月20日午後7時45分でした。昨今のヘイトスピーチは、関東大震災のとき「朝鮮人が井戸に毒を入れた」のデマで、朝鮮人・中国人が虐殺されたことを想起させます。現在のマスコミは、政府の宣伝媒体と堕しているなかで、「はだしのゲン」の閲覧制限や孫崎さんへの自民党国会議員による言論統制発言、集団的自衛権への解釈改憲クーデターの推進、尖閣諸島問題を利用した軍備増強、勇ましい発言への国民の喝采など、現代は、少年Hの時代状況と似てきたと感じています。
 それゆえ、前内閣法制局長官(現最高裁判事)、元長官たちの勇気ある発言、安保法制懇の事務局を担当していた柳沢協二・元内閣官房副長官補の著書での発信は、危機感を共有しているための発信と理解しています。
 ここで、危機意識を持つ人が声をあげ、行動すべきときです。いまこそ。

No.3 137ヶ月前

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