漫画「はだしのゲン」の閲覧制限は単に一漫画の閲覧制限に限らない。
今日本全土を覆っている右傾化と、好ましい言論を排斥する動きと密接に関連している。こうした動き一つ一つを阻止する動きを続けないと、日本は大変な方向に行く。
この中でうれしいニュースがある。
それは個々人が行動をとることによって、明確に行政を動かしている。原発の再稼働問題といい、今回の「はだしのゲン」をめぐる動きもそうだ。
私のツイッターは次の通り。
「はだしのゲン:ここは正念場だ。下村文科相は「閲覧制限特段の問題はない、教育上好ましくないと考える人が出るのはあり得る」一方で松江市教委等に1253件の抗議等。22日朝日「はだしのゲン閲覧制限 松江市教委協議、結論先送り。」
そして、また、素晴らしいジャーナリストが生きていたことも示した。
次の社説を見て欲しい。信濃毎日社説である。
「はだしの
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コメント
No.1のコメントを削除いたしました。
>今回の「はだしのゲン」閲覧制限には、いろいろと裏がありそうです。
>その内容を知ってから、松山市の閲覧制限措置に対して、反対から賛成に意見がかわりました。
>今一度、検証していただけませんか?
上記のようにコメントを投稿させていただきましたが、閲覧禁止は全巻に渡ってされていたとのこと。
第6巻以降が禁止対象ということではなかったようです。
失礼いたしました。
>>6
m.m.様
閲覧制限については、賛否あってよいと思います。
内容がどうであれ、書物として読み手の自由がありますし、それを制限するのは如何なものかと思います。
しかし、同時に真偽の判断能力が乏しい小学生などの子供に読ますのはどうかというのも理解できす。
また、全巻に描かれている内容が全て中沢さんの実体験というのは違うと思います。
中沢さんは戦場に行ったことはありませんから、戦場での体験談は第三者が「こうだったよ」と教えたものでしょう。
そこに第三者の意図が感じられるのです。
仰るように、中沢さんの目的は悲惨な戦争の非難と恒久平和を訴えることだと思っています。
生きていくことは、簡単なことではなく、お釈迦様の言葉を引用することもなく「苦」です。社会的活動は、きれいごとで済むものでなく、身体全身で受け止め対処していかなけれなりません。政治家の姿一つを見ても素晴らしいものではなく、社会悪といえる発言、行動で溢れています。規制するのであれば、政治家の行動であり言葉なのです。真逆のことをして、全ての現象を直視し、対応できる「心」を養わず、子供たちに、一方的思想で、ストレスを一切排除する考え方は、決して国際的に通用する強い「心」をもった子供たちを成長させるのでなく、幅の狭い人間を作り上げていくような気がします。
(ID:19735181)
閲覧制限は誤っている。それは「はだしのゲン」を読めば一目瞭然だ。何もかも無いもにしてしまえという政治の動きには常に対峙し、反論しなければならない。