私が大変衝撃を受けた時がある。
数か月前、私は名古屋から新幹線で帰ってきた。若干、高揚していた。この日、愛知県弁護士会と県庁の共催で講演会があり、ここでTPPの話をした。TPPのISD条項で国家主権が侵されること、そして多分国民皆保険が実質的に機能しなくなる可能性を述べた。この日聴衆は約500名位で、私にしては大聴衆であった。
そして東京駅に着くと、多分武道館でコンサートがあったのであろう、同じT シャツとマフラーに身をまとった若者が駅構内に溢れていた。地下鉄のフォームも同じコスチュームの人々で溢れていた。地下鉄に乗ると、また同じであった。
名古屋で500名の人々に話せたと高揚していたが、もっともっと多くの人はTPPの話の無縁な世界で生きていた。
この時、自分のTPPの話は多分政治的に何の影響も与えられないであろうことを痛感した。
若い人々は今、自分達
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コメント
故・筑紫哲哉氏の名著「若き友人たちへ」を髣髴とさせる表題。ほんの僅かの期間とはいえ貴方の薫陶を受けた身として自主独立の思想を周囲に広めていきます。諦めてられませんよ。私はまだ若いし、自由がないと生きていけない人間ですから。
涼を求めて久しぶりに南アルプス山歩きに出かけて数日後、帰宅して選挙結果を見ると想像通り下界は腐り切っていた。
私の住む神奈川選挙区もゲロゲロの結果だった。
山では若い人にも出遭ったが、中年の私より明らかに年配の人が多かった。私どころか孫崎さんより高齢の人が何人もいて、初日でバテた私と違い、山小屋に2泊、3泊しながら飄々と縦走していた。一人の方に若い頃から山をやっているのですかと尋ねると、始めたのは40代という。
そんな人たちに晩飯時、つい私が、若い頃は東北の山によく出掛けたが、3.11原発事故のせいで足が向かなくなってしまったと言うと、政府は隠しているが、あの辺りの山も本当はどれほどやられているか分かったものじゃない、チェルノブイリだって今だに影響が続いてんだから云々と次々に返ってきた。当たり前の会話だった。
しかし、今朝のNHKラジオから長々と聴こえてきたのは、DJポリスとやらの反吐が出そうになるようなセリフ紹介と日本人にとってどうでもいいハズの英国王室の出産祝いだった。
日本はここまで「すでに崩れて」、虫歯で言えば歯根までやられて神経抜くしかない状況。
しかし、そんな中、共産党が躍進しています。しばし、共産党のこれからの行動、提言などに注目しても良いのではないでしょうか。彼らは以前から対米従属、大企業従属の政治を克服することを掲げています。
(ID:32175174)
多分、それは一時的な現象ではなく、第二次大戦における日本の敗戦と言う歴史的事実の延長上に発生した非可逆的現象だと思いますよ。日本文化、言語、社会的構造などに起きている現象であり、決して孫崎さんの想像上に存在する日本の姿にはもどらないでしょう。