孫崎 享、カレル・ヴァン・ウォルフレン共著『独立の思考』が25日出版される。
 ウォルフレン氏が、前回の著書『人物破壊 誰が小沢一郎を殺すのか? (角川文庫)』は小沢一郎問題を徹底的に掘り下げた素晴らしい本であった。出版当時、日本国民はこの本を読むべきだった。そうすれば、米国が如何に小沢氏を人物破壊し、日本の政界から追い出そうとしているかが分かった。小沢排除に待ったがかかった可能性があった。だからこそ、マスコミは完全に黙殺した。黙殺だけでない。ウォルフレンによれば、朝日新聞社は広告すら断った。従ってこの本はその所在はほとんど知られなかった。
 
合わせて、朝日新聞社は私の本『戦後史の正体』を「陰謀論」と厳しく批判する書評を掲載した。私のツイッター読者が朝日新聞に抗議し、朝日新聞は「10行削除」と書くまでにいたった。ウォルフレン、私とも著作では朝日新聞と因縁がある。
角川書店も遊び心がある。『独立