中庸左派 のコメント

経常収支が黒字だというニュースが“景気の良さ“を勘違いさせるが、実際には、債権国として外貨を稼いでいるものの、その資金が円の需要に繋がり、国内の投資や一般の労働者の懐を暖めるのか、というとそんなことはないだろう。

円は相変わらず弱く、だから、円安による日本買い叩きのために外国人が日本に押し寄せている。円安基調は変わらず、我々は円安物価高に、引き続き直面するのだろう。

経常収支黒字!みたいな一方で10月までの倒産件数は11年ぶりに年間1万件に迫るという。

もはや、株の乱高下だの、経常黒字だの何がなんだかワカラナイカンジだ。経済指標より、庶民生活の実感は全く景気はよくないか、むしろ不況という印象ではないか?米は値下がりしないし、またタマゴの価格が上がり始めたカンジである。

日本はシロモノ家電とか生活必需の家電生産は、外国勢に譲り渡して久しいわけで、その傾向は今後も一層進むのではないか?となると、今後はより付加価値の高い生産品により、世界と勝負するしかないわけだが、MRJのように、アメリカ帝国に妨害されて、あえなく“墜落“ということ憂き目も記憶に新しい。

今後は少子化が加速的に進むということだから、経済的に好条件が見いだせる状況にもない。

そうは言っても、西欧をみれば日本より人口の少ない没落国がひしめいている。彼らの生き様も日本没落の未来に重ね合わせれば、引き出せる教訓はあるのではないだろうか?

国として、成熟とは何か?時間をかけて問い直すことは悪くはない、と私は思うのだが・・・。

No.4 1ヶ月前

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