石破には興味なかったが、これを機会に少し調べてみたところ、以前から核共有論などを言っていたことを知った。 石破は老練な政治家であり、「アジア版NATO」にしても、当人はその構想は容易な実現は不可能であることは百も承知で、核共有のほうの議論の呼び水にするために言い出したのかもしれないとおもった。現に米国シンクタンクが興味を示しているわけであり、日本の首相が核共有を継続的に言っているとなれば、米国もなんらかの反応を示す可能性はある。 そういえば安倍も核共有をいってなかったけと連想して調べたところ、2022年の3月(すでに退陣後)「ウクライナが核共有を実施しているNATOに加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないかと指摘したうえで、日本も議論を進める必要があると強調」したという記事をみつけた。(安倍がロシアにシンパシーを示したという記事は孫崎さんは何度もあげたが、こういう記事はあげない)。 わたしはもちろん核の傘などないとおもっているから、自主核武装論者なのだが、一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。ふつうに呼吸して生きていれば多くのひとびとが同意しそうなことなのだが、ミニコミばかり読んで、アタマの中で妄想ふくらませているヒトには、これがどうもわからないらしい。 具体的な政治には時間がかかり、そのなかで最善の策が選べなくても仕方がない場合もあるだろう。 はなしを石破にもどすと、しばらくは様子をみようという考えになった。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
石破には興味なかったが、これを機会に少し調べてみたところ、以前から核共有論などを言っていたことを知った。
石破は老練な政治家であり、「アジア版NATO」にしても、当人はその構想は容易な実現は不可能であることは百も承知で、核共有のほうの議論の呼び水にするために言い出したのかもしれないとおもった。現に米国シンクタンクが興味を示しているわけであり、日本の首相が核共有を継続的に言っているとなれば、米国もなんらかの反応を示す可能性はある。
そういえば安倍も核共有をいってなかったけと連想して調べたところ、2022年の3月(すでに退陣後)「ウクライナが核共有を実施しているNATOに加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないかと指摘したうえで、日本も議論を進める必要があると強調」したという記事をみつけた。(安倍がロシアにシンパシーを示したという記事は孫崎さんは何度もあげたが、こういう記事はあげない)。
わたしはもちろん核の傘などないとおもっているから、自主核武装論者なのだが、一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。ふつうに呼吸して生きていれば多くのひとびとが同意しそうなことなのだが、ミニコミばかり読んで、アタマの中で妄想ふくらませているヒトには、これがどうもわからないらしい。
具体的な政治には時間がかかり、そのなかで最善の策が選べなくても仕方がない場合もあるだろう。
はなしを石破にもどすと、しばらくは様子をみようという考えになった。