「退役米軍高官10人グループは書簡でハリス支持、トランプ氏を「危険人物」と呼んだ。」 日本人として、つくづく、しみじみ、かえすがえすも残念かつ情けなく思うのは、こういう情報を知らずに、ハリスに好感を持つ日本人の素朴で、純な愚かさである。 https://mainichi.jp/articles/20240825/k00/00m/030/108000c 未だに自由民主主義の理想郷、世界の頼れる警察官!アメリカンドリームの体現者をハリスに見いだしているのではなかろうか? だが、世界はそんな情報弱者=B層には厳しい現実を突き付けている。 例えば、アメリカ帝国の戦争屋は平気で他国を犠牲にして私益を得ようとする。ビクトリア・ヌーランドのようなネオコンの存在を知らないでは済まされない。 「ビクトリア・ヌーランド氏、米国がウクライナに対し2022年にロシアとの和平協定に署名することを勧めなかったと認める」 https://news.antiwar.com/2024/09/09/victoria-nuland-admits-us-discouraged-ukraine-from-signing-peace-deal-with-russia-in-2022/ 金融資本は内戦や戦争ビジネスで大いに儲けるのだ。 「ウクライナがネオナチの協力者を国家的英雄として迎え入れているにもかかわらず、この有名なユダヤ人銀行家一族は2014年のクーデター以来、ウクライナ情勢に深く関与してきた。」 https://sputnikglobe.com/20240910/how-the-rothschilds-sashed-in-on-ukraine-since-neo-nazi-coup-in-2014-1120100282.html 要するに、金融資本、軍産複合体、ネオコン、全部引っくるめて俗に「DS」或いはグローバリストが国際政治では蠢いている。 奴らに上手いこと転がされて、ヒドイめ(最悪は戦争)にあわされないようにする、これが為政者や国民が国際社会を生き抜くための危機管理能力であり、リテラシーであろう。 ところが、こういう事実現実はワイドショーや主流権威筋メディアからは隠蔽されている。しかし、スマホやパソコンがあれば簡単に入手可能な情報だ。少なくとも、偏った一方的情報に洗脳されることを避けるために必要なリテラシーである。 その意味では、日本人は「統一協会信者」を、他人事みたいにバッシングしているが、リテラシーの欠如した偏向報道=大本営発表を鵜呑みにして、多様な情報を比較検証するリテラシーに欠けている多数の日本人は、「統一協会信者」とどう違うのか?何も違いはしないだろう。 さて、Moon of Alabamaの9月1日付にカマラ・ハリスに関する面白い例え話が出ていたので紹介したい。 -------引用ここから------- 民主党候補のカマラ・ハリスは中身のない人間だ。有権者は彼女を一度も好いたことがない。私は彼女が「インタータ」というあだ名をつけられているのを見たことがある。ぴったりだ。ローマ皇帝カリグラの愛馬は「インキタトゥス」(ラテン語の「incitare」つまり「そそのかす」から)と名づけられた。 -------引用ここまで------- ここで「インキタトゥス」(ラテン語)という言葉だが、この由来がまた面白い。 https://en.wikipedia.org/wiki/Incitatus -------引用ここから------- インキタトゥス(ラテン語発音: [ɪŋkɪˈtaːtʊs]、「速い」または「全速力で」を意味する)は、ローマ皇帝カリグラ(在位 37年 - 41年)のお気に入りの馬であった。伝説によると、カリグラはこの馬を執政官にしようと計画していたが、古代の資料から、これは実現しなかったことが明らかである。インキタトゥスには18人の召使がおり、大理石の馬小屋に住み、珍しい特別な石や宝石で飾られた馬具をつけて歩き、紫色(王族の色)の服を着て、象牙の飼い葉桶で食事をしていたとされる。 -------引用ここまで------- なんと、ローマ皇帝カリグラは“愛馬“を、執政官にしたとか、元老院議員にしたとかいう伝説があるそうだ。さすがに事実とは思えないが、転じて、「インキタトゥスは、少なくとも1742年まで遡って、何世紀にもわたって政治的無能さの例として寓話的に描かれてきました。」とうことだ。 カマラ・ハリスは、カリグラの愛馬のようなものだ、と。ここから、更に転じて、Moon of Alabamaは次のように結んでいる。 -------引用ここから------- カリグラの考えは元老院を嘲笑することだった。 ブロブ(The blob)は、自分自身のイニシアチブはないが、ブロブが望むことなら何でも忠実に実行を擁護する人物を擁立することで、国民に対しても同様のことをしている。彼女は、私が思いつく限り、最も似たような候補者だ。 ハリス氏とトランプ氏は国民から最も否定的な評価を受けている2人の政治家だ。この2人しか選択肢がないということは、この劇全体が国民に対する愚弄となっている。 米国は、一見民主主義のように見えるが実際にはそうではない、ある種の寡頭政治国家であると結論づけることができる。 -------引用ここまで------- *blobは「輪郭がぼやけているもの、おぼろげなもの、フニャフニャした物体[生き物]」という意味があるようだが、私は、著者はDSを例えているのではないか、と解釈している。
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「退役米軍高官10人グループは書簡でハリス支持、トランプ氏を「危険人物」と呼んだ。」
日本人として、つくづく、しみじみ、かえすがえすも残念かつ情けなく思うのは、こういう情報を知らずに、ハリスに好感を持つ日本人の素朴で、純な愚かさである。
https://mainichi.jp/articles/20240825/k00/00m/030/108000c
未だに自由民主主義の理想郷、世界の頼れる警察官!アメリカンドリームの体現者をハリスに見いだしているのではなかろうか?
だが、世界はそんな情報弱者=B層には厳しい現実を突き付けている。
例えば、アメリカ帝国の戦争屋は平気で他国を犠牲にして私益を得ようとする。ビクトリア・ヌーランドのようなネオコンの存在を知らないでは済まされない。
「ビクトリア・ヌーランド氏、米国がウクライナに対し2022年にロシアとの和平協定に署名することを勧めなかったと認める」
https://news.antiwar.com/2024/09/09/victoria-nuland-admits-us-discouraged-ukraine-from-signing-peace-deal-with-russia-in-2022/
金融資本は内戦や戦争ビジネスで大いに儲けるのだ。
「ウクライナがネオナチの協力者を国家的英雄として迎え入れているにもかかわらず、この有名なユダヤ人銀行家一族は2014年のクーデター以来、ウクライナ情勢に深く関与してきた。」
https://sputnikglobe.com/20240910/how-the-rothschilds-sashed-in-on-ukraine-since-neo-nazi-coup-in-2014-1120100282.html
要するに、金融資本、軍産複合体、ネオコン、全部引っくるめて俗に「DS」或いはグローバリストが国際政治では蠢いている。
奴らに上手いこと転がされて、ヒドイめ(最悪は戦争)にあわされないようにする、これが為政者や国民が国際社会を生き抜くための危機管理能力であり、リテラシーであろう。
ところが、こういう事実現実はワイドショーや主流権威筋メディアからは隠蔽されている。しかし、スマホやパソコンがあれば簡単に入手可能な情報だ。少なくとも、偏った一方的情報に洗脳されることを避けるために必要なリテラシーである。
その意味では、日本人は「統一協会信者」を、他人事みたいにバッシングしているが、リテラシーの欠如した偏向報道=大本営発表を鵜呑みにして、多様な情報を比較検証するリテラシーに欠けている多数の日本人は、「統一協会信者」とどう違うのか?何も違いはしないだろう。
さて、Moon of Alabamaの9月1日付にカマラ・ハリスに関する面白い例え話が出ていたので紹介したい。
-------引用ここから-------
民主党候補のカマラ・ハリスは中身のない人間だ。有権者は彼女を一度も好いたことがない。私は彼女が「インタータ」というあだ名をつけられているのを見たことがある。ぴったりだ。ローマ皇帝カリグラの愛馬は「インキタトゥス」(ラテン語の「incitare」つまり「そそのかす」から)と名づけられた。
-------引用ここまで-------
ここで「インキタトゥス」(ラテン語)という言葉だが、この由来がまた面白い。
https://en.wikipedia.org/wiki/Incitatus
-------引用ここから-------
インキタトゥス(ラテン語発音: [ɪŋkɪˈtaːtʊs]、「速い」または「全速力で」を意味する)は、ローマ皇帝カリグラ(在位 37年 - 41年)のお気に入りの馬であった。伝説によると、カリグラはこの馬を執政官にしようと計画していたが、古代の資料から、これは実現しなかったことが明らかである。インキタトゥスには18人の召使がおり、大理石の馬小屋に住み、珍しい特別な石や宝石で飾られた馬具をつけて歩き、紫色(王族の色)の服を着て、象牙の飼い葉桶で食事をしていたとされる。
-------引用ここまで-------
なんと、ローマ皇帝カリグラは“愛馬“を、執政官にしたとか、元老院議員にしたとかいう伝説があるそうだ。さすがに事実とは思えないが、転じて、「インキタトゥスは、少なくとも1742年まで遡って、何世紀にもわたって政治的無能さの例として寓話的に描かれてきました。」とうことだ。
カマラ・ハリスは、カリグラの愛馬のようなものだ、と。ここから、更に転じて、Moon of Alabamaは次のように結んでいる。
-------引用ここから-------
カリグラの考えは元老院を嘲笑することだった。
ブロブ(The blob)は、自分自身のイニシアチブはないが、ブロブが望むことなら何でも忠実に実行を擁護する人物を擁立することで、国民に対しても同様のことをしている。彼女は、私が思いつく限り、最も似たような候補者だ。
ハリス氏とトランプ氏は国民から最も否定的な評価を受けている2人の政治家だ。この2人しか選択肢がないということは、この劇全体が国民に対する愚弄となっている。
米国は、一見民主主義のように見えるが実際にはそうではない、ある種の寡頭政治国家であると結論づけることができる。
-------引用ここまで-------
*blobは「輪郭がぼやけているもの、おぼろげなもの、フニャフニャした物体[生き物]」という意味があるようだが、私は、著者はDSを例えているのではないか、と解釈している。