中庸左派 のコメント

私は何故日本人が台湾問題に口を挟むのか、理解に苦しむ。中国に対する内政干渉そのものではないか。台湾がどうなろうと、中国が台湾をどうしようと、それは日本がクビを突っ込むことではない。両者に任せておけばよい。ただそれだけなのに。

何故、台湾有事は日本有事などという政治家まで現れるのか?全く理解できない。まして、軍事介入等、冗談にも程がある。

観光やビジネス以外の台湾への関与は、日本の国益にならない。政治家、政府関係者、メディアらは無責任な発言や中国脅威論を煽るな、と強く言いたい。

次のような産経の記事。「台湾有事 習近平主席が「やれ」と言えば誰も逆らえない 元陸上幕僚長の岩田氏講演 神戸「正論」懇話会詳報」とあり、岩田氏は以下のような発言をしたという。

「アメリカが参戦しなければ、台湾は中国のものになる。有事の際、戦力の集中競争になるが、台湾に近い中国が有利だ。そのためアメリカは日本の支援を得て、在日米軍基地からいち早く台湾に兵力を送り込みたい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1e058c1a23221eefc8940f1cca8ffef5a9d6b93?page=2

そもそも、国際的には、一つの中国なのだから、本来なら、もともと台湾は中国の一部だ。その意味では、「台湾は中国のものになる」という認識自体おかしい。それを前提にするなら、アメリカ帝国の「参戦」は、論理的にあってはならない。しかも、「有事の際、戦力の集中競争になるが、台湾に近い中国が有利だ」というなら、アメリカ帝国の参戦は尚更、日本の国益にはならないではないか。

というのも、岩田氏は「日本の支援を得て、在日米軍基地からいち早く台湾に兵力を送り込みたい」などと言うが、そんなことをすれば、在日米軍基地が人民解放軍の標的になることは明らかだ。「最後に軍事行動に出る。その場合、与那国島、石垣島、宮古島の上空は戦闘空域になるだろう。」(岩田氏)

人民解放軍の標的になるために、何故日本が在日米軍を支援しなければならないのか?全くわからない。

日米安保体制があるから?ということは、日米安保体制は国益にならないではないか。

たとえ、仮に中国が武力行使により台湾統一を図ろうとも、一つの中国論により、日米は内政干渉するべきではない。在日米軍基地を中国への内政干渉のために使わせてはならない。そうでなければ、「日本民衆が火の中に連れ込まれる事になる」から、全く日本の国益とは真逆だ。

現状維持が現実的だろう。しかし、仮に軍事統一になったとしても、日米はゼッタイに中国に内政干渉してはならない。政治家や政府関係者には、私は一国民として、強く訴えたい。無責任に戦争を煽り、戦争に巻き込まれるようなことをするな、と強く言いたい。

No.2 6ヶ月前

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