中庸左派 のコメント

台湾有事は日本有事、などと日本に関係ない、中国への内政干渉を語ることがいかに国民にとって迷惑か、政治家は自覚しろといいたい。

日本人にとっては、私は台湾は、よい観光地だと思うが(行ったことはないが)、それ以上でも、それ以下でもない存在を維持しなければならない、と考えている。要は、経済関係を強化しすぎても、関係なさ過ぎてもよくない、というカンジだろうか?

中露はかつてない蜜月を迎えている。そして、G7以外は、中露二大国にシンパシーを感じているだろう。

台湾有事などといって、日本がアメリカ帝国の対中国内政干渉の猿真似をすることは、世界を敵に回すことに等しいのではないか?

Indian Punchline、5月21日付は「プーチン・習近平会談の「裏事情」」と題していた。
MKバドラクマール氏は、「中国との真の同盟関係の構築」を意図するロシアの戦略を書いている。

https://www.indianpunchline.com/the-inside-track-of-putin-xi-jinping-talks/

ラブロフ外相がロシアの外交防衛政策評議会の年次総会で、モスクワの外交・安全保障政策のエリートらに向けて行った演説についてのMKバドラクマール氏の論評が以下である。

-------------引用ここから-----------

ラブロフの言葉を借りれば、「ロシアはウクライナ、西側、ヨーロッパの方向で自国の利益を守る。 そして、このことは、われわれが意思疎通を図らなければならないほとんどすべての外国の仲間によって、世界中で理解されている。」

ラブロフは演説の中で、中国指導部の姿勢はクレムリンにとって大満足であることを認めた。 前日、プーチン大統領が中国を訪問した。 再選後初めての外国訪問だ。 中国の習近平国家主席との交渉や他の中国指導部代表との会談によって、我々の包括的パートナーシップと戦略的協力が、質において前時代の伝統的な国家間同盟を凌駕し、国際安全保障の維持と世界の均衡ある発展において重要な役割を果たし続けていることが確認された。これが二つ目のことだ。

しかし、ラブロフ外相の演説で特筆すべき点は、ロシアと中国の協調関係の今後の軌道に関して彼が行ったいくつかの重大な発言である。ラブロフ外相は、慎重な言葉で、ロシアは「中国との真の同盟関係の構築」に前向きな姿勢を持っていると宣言した。

「この問題は具体的に議論できるし、また議論すべきだ。我々(ロシアの外交・安全保障政策のエリート)はこの問題について特別な対話をすることができるし、またそうすべきだ。我々は出版物で表明され、中国との真の同盟関係の構築を目指す考えについて議論し、話し合う用意がある」と彼はエリート層に語った。

実際、これは、ロシアが米国との代理戦争の激しい戦いの真っ最中にあり、北京がアジア太平洋地域でのワシントンとの対立の必然性に備えているという、米ロ中三角関係に渦巻く嵐を背景に、極めて重大な発言である。

完璧な外交官であるラブロフ外相は、自らの「真の同盟」という衝撃的な構想がソフトランディングすることを確実にした。彼は次のように述べた。「両国の指導者の評価によれば、両国の関係は非常に緊密かつ友好的で、質の点では過去の典型的な同盟を超えている。これはロシアと中国の間に存在する絆の本質を完全に反映しており、ほぼすべての分野で強化されている」

-------------引用ここまで-----------

日本の政治家は、台湾どーの、こーの、アメリカ帝国の猿真似をすることが、世界を敵にまわすことになると、理解しているのだろうか?そういう発想がない政治家はいらない。

No.12 7ヶ月前

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