孫崎先生がおっしゃられる「今、米国の戦略で日本を戦わせる流れの特徴は偽りの情報により動かされていることである」が全てを物語っていると私は考えてます。

米国の偽りに流されているのは日本のB層です。このB層は日本の政治全体、メデイア、経済界をも包摂し、戦前の全体主義をも超越するものに成長しているのです。

１７世紀のオランダで大活躍した哲人スピノザは「人間は感情の動物だ」ということを発見しました。彼は嘘或いは迷信が人間を支配するという定義を世に提示しました。これは同時代のニュートンの重力の発見に相当する大発見です。

現在、私が悔しく思っていることは、中国の最高権力が理性と真実をイデオロギーにして実践していることと、一方、米国は日本人の感情性を逆手にとって大いに利用し日本を自分らの私利私欲の実現に向けて完全にコントロールしていることなんです。