フレデイ タン のコメント

ワシントンの中里和之所長のご発言「日本政府が軍事的抑止力だけでなく中国と外交と対話を深めることだ」の前半は迷信が支配する大衆の感情に調和しようとするものであって、真偽の二項対立の偽に限りなく近いものだと私には思われ、後半の「中国との外交と対話を深めること」は限りなく真実或いは正義に近いものだと私は考えてます。

と申しますのも、カール・マルクスも舌を巻いたほどの17世の大哲学者スピノザは人間の本性を実に詳しく洞察しており、群衆が政治的になるのは100%感情に基づくものでその感情を支配するのは「迷信」以外に無いと言う公理を発見しているのです。今まさに日本においては「鬼畜中露」という迷信が日本人を虜にしています。一方、スピノザを尊敬したカール・マルクスは資本の行動原理の中にバイオレンスが織り込まれているのを証明してます。南西諸島の戦争は米帝の最後の戦争として米帝のリストに書き込まれていることでしょう。

「中露鬼畜」の迷信と米帝の本能としての戦争の勃発の必然性は非常に高い。ウクライナ戦争を客観的に観ることが出来ない日本人の現存在がその証明です。

No.7 8ヶ月前

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