「中国の過剰生産能力は世界的な価格と生産のパターンを歪め米国企業や労働者等世界の企業や労働者に打撃を与えている」
とイエレン氏は言っている。
また、「米国は目的を絞った国家安全保障措置を講じたが、中国の成長を損なおうとするものではない。建設的で公正な経済関係の構築を求めている」とも言っている。

１９８０年代に日本が米国の覇権を脅かし苛烈な経済摩擦が起きた。今回も中国の日本化を米国はめざし制御可能な形に持ち込もうとしている。

米国と中國は強い点と弱い点を持っており、双方ともデカップリングを目指すことができない。米国は中国の日本化を超えた調整の考えを持っているのかわからない。ただ、イエレンが動いていることは一定の方向性がまとまっているのでしょう。