イエレンはわたしの見るところではかなり中共に融和的な財務長官だ。イエレンが訪中するくらいのレベルで中共も手を打てばいいのにと見える。

今回記事中ではあまり強調されているようではないが、問題の背景には、中共の補助金と、不況とがある。中共の国内需要が低迷し、補助金のせいで安い製品が、中共国内で消費されない分、輸出にまわる。米国の国内産業と労働者はひどい打撃をうける。日本の産業と労働者も米国の心配をしている場合ではないし、東南アジアなどはもっとだろう。

一方、中共は、米国からなどの投資は欲しいので、甘い言葉でささやいているが、基本的な統計数字すら偽装していると見抜かれているようでは、見通しは暗いだろう。