>イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響 以下は、2019年12月のこと。 --------引用ここから--------- 国際貿易の最高裁判所とされる世界貿易機関(WTO)の上訴機関が、火曜日の午前零時をもって新たな紛争案件を裁定する能力を失った。 何十億ドルもの世界貿易に影響を与えるこの委員会には、7人の判事がいるはずだった。 しかし、アメリカは過去3代の大統領の下で、WTOのやり方に抗議するため、裁判官の交代を阻止してきた。 --------引用ここまで--------- https://www.dw.com/en/wto-judge-blockage-could-prove-the-beginning-of-the-end/a-51613082 https://www.iisd.org/articles/united-states-must-propose-solutions-end-wto-dispute-settlement-crisis 「米国は現在、保護主義、補助金、関税を利用しているが、これらは以前に合意したWTO規則に照らして明らかに違法である。しかし、真剣な議論もせずにWTOの法廷を破棄することに成功したため、それはもはや罰則を受ける直接的な方法ではない。」(MoA) そして、つい先日。 「国連では米国が世界を敵に回している」 これはMoon of Alabama、3月28日の記事だ。これはあの国連安保理決議第2728号に関する論評だ。 アメリカ帝国は、この決議には拘束力はないと主張している。だが、国際法の解釈論としては、「すべての国連安全保障理事会決議には法的拘束力があり、国際法の地位を持っています」 「安全保障理事会の決議には拘束力がないと判断し、国際法と同等の拘束力があるというその地位を否定することで、米国は覇権から優位、国際秩序における安全保障理事会の基本的な役割を損なうならず者国家への次のステップを踏み出したことになる」 https://original.antiwar.com/?p=2012351918 この論者は、アメリカ帝国は「ならず者国家」になった、と述べている。 因みに、国際法に則って即ち集団的自衛権として特別軍事作戦を進めているロシアは「ロシアはガザに関する国連決議がすべての側に拘束力があると主張」している。 https://www.yenisafak.com/en/world/russia-says-un-resolution-on-gaza-binding-for-all-sides-3680142 --------再び、MOAの引用--------- 国連安全保障理事会の常任理事国5カ国のうち4カ国(米国の主要同盟国2カ国を含む)、非常任理事国全員、および国連事務総長は、安保理決議2728には拘束力があると明確に述べた。 米国(およびおそらくその少数の代理諸国も)は、これに公に異議を唱えている唯一の国家である。 --------引用ここまで--------- 日本の愚かなB層には 「ルールによる秩序」とか、「国際法」を盾にして、アメリカ帝国目線から特定国を非難することが見受けられる。 中には、アメリカ帝国と同盟して中国に勝つ、とかネオコンとか戦争屋の洗脳そのままを語る愚か者も少なくないだろう。 こういう米帝の傀儡が、独立自尊の日本を遠ざけ、日本を弱体化させる衆愚だと考えている。 本来、日本も中国もアメリカ帝国は無視したらよいだけだ。
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(ID:119568177)
>イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響
以下は、2019年12月のこと。
--------引用ここから---------
国際貿易の最高裁判所とされる世界貿易機関(WTO)の上訴機関が、火曜日の午前零時をもって新たな紛争案件を裁定する能力を失った。
何十億ドルもの世界貿易に影響を与えるこの委員会には、7人の判事がいるはずだった。 しかし、アメリカは過去3代の大統領の下で、WTOのやり方に抗議するため、裁判官の交代を阻止してきた。
--------引用ここまで---------
https://www.dw.com/en/wto-judge-blockage-could-prove-the-beginning-of-the-end/a-51613082
https://www.iisd.org/articles/united-states-must-propose-solutions-end-wto-dispute-settlement-crisis
「米国は現在、保護主義、補助金、関税を利用しているが、これらは以前に合意したWTO規則に照らして明らかに違法である。しかし、真剣な議論もせずにWTOの法廷を破棄することに成功したため、それはもはや罰則を受ける直接的な方法ではない。」(MoA)
そして、つい先日。
「国連では米国が世界を敵に回している」
これはMoon of Alabama、3月28日の記事だ。これはあの国連安保理決議第2728号に関する論評だ。
アメリカ帝国は、この決議には拘束力はないと主張している。だが、国際法の解釈論としては、「すべての国連安全保障理事会決議には法的拘束力があり、国際法の地位を持っています」
「安全保障理事会の決議には拘束力がないと判断し、国際法と同等の拘束力があるというその地位を否定することで、米国は覇権から優位、国際秩序における安全保障理事会の基本的な役割を損なうならず者国家への次のステップを踏み出したことになる」
https://original.antiwar.com/?p=2012351918
この論者は、アメリカ帝国は「ならず者国家」になった、と述べている。
因みに、国際法に則って即ち集団的自衛権として特別軍事作戦を進めているロシアは「ロシアはガザに関する国連決議がすべての側に拘束力があると主張」している。
https://www.yenisafak.com/en/world/russia-says-un-resolution-on-gaza-binding-for-all-sides-3680142
--------再び、MOAの引用---------
国連安全保障理事会の常任理事国5カ国のうち4カ国(米国の主要同盟国2カ国を含む)、非常任理事国全員、および国連事務総長は、安保理決議2728には拘束力があると明確に述べた。
米国(およびおそらくその少数の代理諸国も)は、これに公に異議を唱えている唯一の国家である。
--------引用ここまで---------
日本の愚かなB層には 「ルールによる秩序」とか、「国際法」を盾にして、アメリカ帝国目線から特定国を非難することが見受けられる。
中には、アメリカ帝国と同盟して中国に勝つ、とかネオコンとか戦争屋の洗脳そのままを語る愚か者も少なくないだろう。
こういう米帝の傀儡が、独立自尊の日本を遠ざけ、日本を弱体化させる衆愚だと考えている。
本来、日本も中国もアメリカ帝国は無視したらよいだけだ。