p_f のコメント

サライのインタビューに次があった-

<齢80を超してから、青い芥子を求めてヒマラヤを登った画家―「旅はひとり。事前に調べもしない、“行ってから驚く”体験主義者です」>

大変共感を覚える。私も長らく同様のやり方で旅していたが、それで名所に行きそびれたり、名所見物も「猫に小判」に終わったりはした。それにしても、80過ぎての「ヒマラヤ遠征」は凄い。
検索で出てきた「トスカーナの花野」を見る。昔、旅先で出会ったイタリア人が「トスカーナとか、いいですよ」と言っていたのを思い出した。行ってみたいが、80前でもヒマラヤでなくとも、もうこの先行くことはないだろう。

> それが番組後半になるとトーンが変わった。

「後半」のご主張も全くその通りなのだろうと思う。「何をするか、わからなくなった」国家には大衆の「相当な勇気と智慧」でも太刀打ちは無理だ。国家の暴力装置―軍隊/警察―による実力行使には抗いようがない。しかし、だったら軍隊/警察が「狂った権力者」の言うことを聞かなければ済む話でないか。昔観た映画「解放者―シモン・ボリバル」の終盤、部隊を率いた反逆者と対峙する場面で、ボリバルは背後の兵士らに向かって「この者を捕えよ!」と叫ぶが何も起こらず、反逆者は「もう、貴方の命令に従う者は誰もいない」とほくそ笑むのだった。

一方、ロシアRTでは「致命的なモスクワ テロ攻撃」が大々的に報じられている。ロゴマークの緑も灰色になってしまった。ゼレンスキーの側近、ポドリャクは逸早く「ウクライナはこの紛争でテロ行為には頼らない」と発したが、誰が信じるのか。ハンガリーのオルバン首相は「恐ろしいことが起きた。これでウクライナ紛争の激化は必至だろう」と言っていたはずだが、今その記事は見当たらない。米国政府も犠牲者への哀悼/ロシアへの同情コメントを出しているが、冷酷な代理戦争を仕掛けた この張本人には、歯が浮くような偽善しか感じられない。差し詰めヒラリ―あたりは、「我々は見た、聞いた、ロシアは罰せられた!」などと口角泡を飛ばしているのでないか。

No.1 8ヶ月前

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