巨視的に見るなら、プーチン氏の地滑り的勝利は、アメリカ帝国ら西側が掲げる価値観、西欧文明にロシア国民はNOを突きつけた、ということではなかろうか? 西欧文明が先導したシステムや価値が、ウソで固められた虚妄に過ぎなかった。そんな認識は、世界的に拡散し、今やバズりまくりではないか? 炎上しているのは、西側のリベラルとか、自由民主主義。 西側のリベラルな自由民主主義の頭目は言わずと知れたアメリカ帝国である。しかし、アメリカ帝国がしてきたことは、一貫して戦争であった。ベトナム、イラク、アフガニスタン、シリア、リビア、ウクライナ等々アメリカ帝国の工作や武力行使、戦争介入により壊滅的被害を受けた国は多い。 そもそも問うべきだ。 リベラル?自由民主主義?それは戦争輸出と両立するのか?戦争国家が民主主義であるはずがない。リベラルなわけがない。 民主主義を守るための戦争をブラックジョークと見なすのが知性と良識だと、私は考えている。 方やロシアは権威主義国家と言われている。しかし、では西側はどうか?ウクライナに無理矢理戦争をさせて、ガザ地区で虐殺を続けるイスラエルを支援する民主主義国家は、ホントに民主主義か? 戦争を煽り、他国民の膨大な死に対してあまりに鈍感な民主主義国の国民はただの衆愚ではないか? 実際、西側で起こっている政治的現象は、寡頭政治でありエリート支配だ。一部の利権と結び付いた特権的集団が、一般庶民を無視して、戦争を煽り、継続させている。これは現にアメリカ帝国から西欧まで事実として起こっている事態だ。 そんな中で西欧では、ウクライナ敗北を直視しつつ、停戦和平を求める声が増大している。 https://mainichi.jp/articles/20240314/ddm/007/030/094000c https://quincyinst.org/2024/02/16/new-poll-more-than-two-thirds-of-americans-support-urgent-u-s-diplomacy-to-end-ukraine-war/ しかし、特権的エリートに握られた政治過程は、庶民のコントロールの埒外にある。政治を握る連中は自らをリベラル民主主義と僭称して憚らない。そのあまりのインチキに業を煮やした大衆は、右派或いは保守ポピュリズムに吸い寄せられていく。それが現実だろう。 アメリカ帝国では、共和党を支持する人種での差が減ってきたという。人種差別反対は民主党の魅力ではなくなりつつあるのだろう。民主党によるエリート支配に人々が嫌気が指しているのではないか? https://quincyinst.org/2024/02/16/new-poll-more-than-two-thirds-of-americans-support-urgent-u-s-diplomacy-to-end-ukraine-war/ 問題は、こうした政治的現実を民主主義と認めるかどうか?である。実態として寡頭政治ではないか? 今、現実に起こっている政治的現象は、権威主義対寡頭政治という目くそ鼻くその事態ではないか? だからこそ、エマニュエル・トッド氏は「西側の覇権の終わりを予言する」のだと考えている。 https://vpk.name/en/819288_the-french-thinker-predicts-the-end-of-the-hegemony-of-the-west.html 西側の覇権の終わりとは、「自由民主主義」の「終焉」と重なるだろう。私はそれを新たな多極化的価値の始まりとして、肯定的に捉えたい。 日本では、未だにリベラルな民主党主導の自由と民主主義の国アメリカに世界秩序を守ってもらわなきゃ、という無邪気な願望が溢れている。 それに抗う知識人は孫崎先生など、ごく一部の方しか私は知らない。 日本においてエマニュエル・トッド氏のような論を公然と論ずることの出来る空気はないと言って良いだろう。そして、それこそが言論の後退であり、退廃だと思う。日本のような退廃した言論空間から民主主義が生まれる道理はない。日本では寡頭政治に漫然と付き従う非支配者たる衆愚の群ればかりだ。だが、彼らにそんな自覚もない。だから、B層と言い換えてもよい。 従って、日本は西側諸国の大衆にすら遠く及ばない衆愚政治の中にある。 だから、日本は民主主義ではない。これは事実現実だ。
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(ID:119568177)
巨視的に見るなら、プーチン氏の地滑り的勝利は、アメリカ帝国ら西側が掲げる価値観、西欧文明にロシア国民はNOを突きつけた、ということではなかろうか?
西欧文明が先導したシステムや価値が、ウソで固められた虚妄に過ぎなかった。そんな認識は、世界的に拡散し、今やバズりまくりではないか?
炎上しているのは、西側のリベラルとか、自由民主主義。
西側のリベラルな自由民主主義の頭目は言わずと知れたアメリカ帝国である。しかし、アメリカ帝国がしてきたことは、一貫して戦争であった。ベトナム、イラク、アフガニスタン、シリア、リビア、ウクライナ等々アメリカ帝国の工作や武力行使、戦争介入により壊滅的被害を受けた国は多い。
そもそも問うべきだ。
リベラル?自由民主主義?それは戦争輸出と両立するのか?戦争国家が民主主義であるはずがない。リベラルなわけがない。
民主主義を守るための戦争をブラックジョークと見なすのが知性と良識だと、私は考えている。
方やロシアは権威主義国家と言われている。しかし、では西側はどうか?ウクライナに無理矢理戦争をさせて、ガザ地区で虐殺を続けるイスラエルを支援する民主主義国家は、ホントに民主主義か?
戦争を煽り、他国民の膨大な死に対してあまりに鈍感な民主主義国の国民はただの衆愚ではないか?
実際、西側で起こっている政治的現象は、寡頭政治でありエリート支配だ。一部の利権と結び付いた特権的集団が、一般庶民を無視して、戦争を煽り、継続させている。これは現にアメリカ帝国から西欧まで事実として起こっている事態だ。
そんな中で西欧では、ウクライナ敗北を直視しつつ、停戦和平を求める声が増大している。
https://mainichi.jp/articles/20240314/ddm/007/030/094000c
https://quincyinst.org/2024/02/16/new-poll-more-than-two-thirds-of-americans-support-urgent-u-s-diplomacy-to-end-ukraine-war/
しかし、特権的エリートに握られた政治過程は、庶民のコントロールの埒外にある。政治を握る連中は自らをリベラル民主主義と僭称して憚らない。そのあまりのインチキに業を煮やした大衆は、右派或いは保守ポピュリズムに吸い寄せられていく。それが現実だろう。
アメリカ帝国では、共和党を支持する人種での差が減ってきたという。人種差別反対は民主党の魅力ではなくなりつつあるのだろう。民主党によるエリート支配に人々が嫌気が指しているのではないか?
https://quincyinst.org/2024/02/16/new-poll-more-than-two-thirds-of-americans-support-urgent-u-s-diplomacy-to-end-ukraine-war/
問題は、こうした政治的現実を民主主義と認めるかどうか?である。実態として寡頭政治ではないか?
今、現実に起こっている政治的現象は、権威主義対寡頭政治という目くそ鼻くその事態ではないか?
だからこそ、エマニュエル・トッド氏は「西側の覇権の終わりを予言する」のだと考えている。
https://vpk.name/en/819288_the-french-thinker-predicts-the-end-of-the-hegemony-of-the-west.html
西側の覇権の終わりとは、「自由民主主義」の「終焉」と重なるだろう。私はそれを新たな多極化的価値の始まりとして、肯定的に捉えたい。
日本では、未だにリベラルな民主党主導の自由と民主主義の国アメリカに世界秩序を守ってもらわなきゃ、という無邪気な願望が溢れている。
それに抗う知識人は孫崎先生など、ごく一部の方しか私は知らない。
日本においてエマニュエル・トッド氏のような論を公然と論ずることの出来る空気はないと言って良いだろう。そして、それこそが言論の後退であり、退廃だと思う。日本のような退廃した言論空間から民主主義が生まれる道理はない。日本では寡頭政治に漫然と付き従う非支配者たる衆愚の群ればかりだ。だが、彼らにそんな自覚もない。だから、B層と言い換えてもよい。
従って、日本は西側諸国の大衆にすら遠く及ばない衆愚政治の中にある。
だから、日本は民主主義ではない。これは事実現実だ。