中庸左派 のコメント

>円安で中国含め、外国から資金流入

 私は株価を経済指標にすること自体、意味がないのではないか?そんなふうに考えている。

 数十年前、アメリカ帝国生まれの「金融工学」みたいな概念が一斉風靡した時代があったと思う。数学を駆使した投機方式だと、今は、個人的には、やや軽蔑した感慨で述懐している。しかし、東大卒を筆頭にしたエリート層がこぞって群がったブームだったと思う。

 東大卒エリートが、官僚でなく外資系証券会社とか、コンサルタントに大挙して志望して、金儲けがもてはやされる時代になっていた。

 結果はアメリカ帝国流の「イマだけ、カネだけ、ジブンだけ」みたいなジコチュー思考が蔓延し、公共の福祉、公共の幸せは後景に追いやられたと思っている。新自由主義やグローバリズムがもてはやされてきたのも同じ文脈であった。

 公共の福祉を、株価は反映しない。そんなもの、社会経済にとって、なんの意味があるのか?

 しかも、「金融工学」の発達?により、投資でなく、投機、即ちギャンブルの要素が金融取引において強くなっているだろう。個別企業の業績が上がろうが下がろうが関係なく、一部の機関投資家なら、とりあえず利益だけを出すことができるはずだ。

 外国人なら、投資というより投機により日本の株価をつりあげるのだろう。実態経済と関係ないゲームとして。儲かれば、ナニがどうなろうと関係なく。外国勢は日本を草刈り場にしているだけではないか?

 そして、日本を本気で良くしたい、独立自尊の日本を作りたいと考える優秀なワカモノ達も少なくなったのではなかろうか?それを心配している。アメリカ帝国やグローバリズムに洗脳されたワカモノ達ばかりなら、日本のミライは暗いなぁ。

 実質賃金が下がり続けている中での株高。日本経済は末期症状ではないか?

No.3 9ヶ月前

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