実質賃金については、最近一度書いたが、デフレ脱却の過程で当然ずっと前から予測されていた事態であり、 「デフレのほうがよいのだ」という主張ならば別だが、実質賃金低下それ自体をいまどうこういうのは失当だ。 要するに今後実質賃金が物価上昇に追いつけばよいのだ。そのために政府も努力しているようだし、 労働側も、あほらしい政治運動などにかまけず、本来の使命である賃金上昇に努力しているようで、 今後に期待したい。 ただし、もしも長く見てあと2年しても、実質賃金が追いついてこないようなら、政府の責任は大きい。 ただそれをいう「資格」は、主として現役層にあると私見ではみている。高齢者は今までのデフレを満喫し、 さらに現役層から社会保険料負担等で多額のカネをとっていっている。こうしたことは折に触れていままでも 指摘してきた。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
実質賃金については、最近一度書いたが、デフレ脱却の過程で当然ずっと前から予測されていた事態であり、
「デフレのほうがよいのだ」という主張ならば別だが、実質賃金低下それ自体をいまどうこういうのは失当だ。
要するに今後実質賃金が物価上昇に追いつけばよいのだ。そのために政府も努力しているようだし、
労働側も、あほらしい政治運動などにかまけず、本来の使命である賃金上昇に努力しているようで、
今後に期待したい。
ただし、もしも長く見てあと2年しても、実質賃金が追いついてこないようなら、政府の責任は大きい。
ただそれをいう「資格」は、主として現役層にあると私見ではみている。高齢者は今までのデフレを満喫し、
さらに現役層から社会保険料負担等で多額のカネをとっていっている。こうしたことは折に触れていままでも
指摘してきた。