GDPについては「2期連続のGDPマイナス成長は、一般的に景気後退と定義されている」というが、 事態の本質をもう少し考える必要がある。その意味で良い練習問題だとおもう。 ドイツの経済成長については、 ①ユーロにより「通貨安」を享受(マルクならとんでもないマルク高だったにちがいない) ②ロシアからの安いエネルギー ③中共の経済成長に牽引された これらの点がもう10年かもっと前から言われていたとおもう。 現在②③についてはもはや失われてしまった。 さらにドイツは現在高インフレであり、それによる「無駄な」GDP増加の面がある。 一方日本はここにきて円安であり、為替の影響が当然ある。 円安が続くとして長期的な影響はそれはそれで問題だが、 大事なのは、目先のGDPよりも日本が今後どれほど経済成長できるかだ。 さもなければ、「豊かな高齢者」から福祉をある程度奪わなければならないだろう。 こういうと、ほとんどすべての高齢者が自分は「豊かな高齢者」ではないと自己規定しているだろうが、 そんなはずがないじゃないか。
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孫崎享チャンネル
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GDPについては「2期連続のGDPマイナス成長は、一般的に景気後退と定義されている」というが、
事態の本質をもう少し考える必要がある。その意味で良い練習問題だとおもう。
ドイツの経済成長については、
①ユーロにより「通貨安」を享受(マルクならとんでもないマルク高だったにちがいない)
②ロシアからの安いエネルギー
③中共の経済成長に牽引された
これらの点がもう10年かもっと前から言われていたとおもう。
現在②③についてはもはや失われてしまった。
さらにドイツは現在高インフレであり、それによる「無駄な」GDP増加の面がある。
一方日本はここにきて円安であり、為替の影響が当然ある。
円安が続くとして長期的な影響はそれはそれで問題だが、
大事なのは、目先のGDPよりも日本が今後どれほど経済成長できるかだ。
さもなければ、「豊かな高齢者」から福祉をある程度奪わなければならないだろう。
こういうと、ほとんどすべての高齢者が自分は「豊かな高齢者」ではないと自己規定しているだろうが、
そんなはずがないじゃないか。