>>5 続き 私は今も鮮やかに思い出すのはニクソンショックです。このショックはブレトンウッズ体制の崩壊でした。その前か後かは知りませんが、ニクソンは毛沢東と会談し、中国の一国二制度で合意したのです。その合意に伴って中国は市場主義を導入しファイナンスを米国から全面的に受け入れたのです。つまり、中国は米国の家臣となったのです。その後、ソ連が崩壊したことを勘案すれば、帝国は完璧に成立したも同然でした。 米国がロックフェラー財団の当初の金融と文化で、そして国連憲章で十分帝国の維持が出来た筈でしだが、もう後戻りは出来ません。しかも、帝国の元であるUSAの内政が危うくなっているのです。中南米人が続々米国に入り込み米国経済そのものが南米化しつつあるのです。トランプの人気は南米化に反対する人々からのものでトランプの立つ位置は帝国返上です。 私たち日本人はこの変貌の傾向をじっと見据え、「台湾有事日本有事」と血迷うのだけは避けねばなりません。さもなくば、ウクライナどころではない、1945年8月に日本が味わった壊滅の再現になるでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
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私は今も鮮やかに思い出すのはニクソンショックです。このショックはブレトンウッズ体制の崩壊でした。その前か後かは知りませんが、ニクソンは毛沢東と会談し、中国の一国二制度で合意したのです。その合意に伴って中国は市場主義を導入しファイナンスを米国から全面的に受け入れたのです。つまり、中国は米国の家臣となったのです。その後、ソ連が崩壊したことを勘案すれば、帝国は完璧に成立したも同然でした。
米国がロックフェラー財団の当初の金融と文化で、そして国連憲章で十分帝国の維持が出来た筈でしだが、もう後戻りは出来ません。しかも、帝国の元であるUSAの内政が危うくなっているのです。中南米人が続々米国に入り込み米国経済そのものが南米化しつつあるのです。トランプの人気は南米化に反対する人々からのものでトランプの立つ位置は帝国返上です。
私たち日本人はこの変貌の傾向をじっと見据え、「台湾有事日本有事」と血迷うのだけは避けねばなりません。さもなくば、ウクライナどころではない、1945年8月に日本が味わった壊滅の再現になるでしょう。