超短期的にはEU首脳会議でウクライナへの8兆円の資金支援ができるかがポイントではないか。これに関連して、私見だが、しばらく前にロシアの対外資産(たしか約40兆円)をウクライナのために使うはなしが一瞬報道されていたことを思い出す。ここに手をつけるのは最終手段だろうが、ロシアの出方によっては、現実味を帯びるだろう。 短期的には英独仏等の、ウクライナとの二国間安全保障協力協定による直接軍事支援がどのくらいのものになるかがポイントではないか。また、米大統領選の前(ことし6月ごろ)にどういうことがおきるかにわたしは注目している。 中期的には世界中で戦線がどのくらい拡大するかに注目している。戦線拡大への欲求は米露どちらにもあるとおもっている。危ないのはアジアで、すぐに発火しそうなのは台湾問題というよりも、南シナ海(もう完全に比越は中共を仮想的として動いている)と朝鮮半島ではないか。ただし、それらが発火すれば台湾にも波及する可能性は高い。 長期的には、私見では、途中どういう過程をたどろうとロシアは衰退してゆくだろう。このとき注意しなければならないのは、ロシアは黒海での覇権を失い、スウェーデンとフィンランドとのNATO加盟でバルチック艦隊が無力化され、ウラジオストクは中共への臣民下で中共にさらに牛耳られるということだ。この結果、中途半端に衰退すれば、北海道への危険が高まるだろう。 こうした見取り図で見ている。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
超短期的にはEU首脳会議でウクライナへの8兆円の資金支援ができるかがポイントではないか。これに関連して、私見だが、しばらく前にロシアの対外資産(たしか約40兆円)をウクライナのために使うはなしが一瞬報道されていたことを思い出す。ここに手をつけるのは最終手段だろうが、ロシアの出方によっては、現実味を帯びるだろう。
短期的には英独仏等の、ウクライナとの二国間安全保障協力協定による直接軍事支援がどのくらいのものになるかがポイントではないか。また、米大統領選の前(ことし6月ごろ)にどういうことがおきるかにわたしは注目している。
中期的には世界中で戦線がどのくらい拡大するかに注目している。戦線拡大への欲求は米露どちらにもあるとおもっている。危ないのはアジアで、すぐに発火しそうなのは台湾問題というよりも、南シナ海(もう完全に比越は中共を仮想的として動いている)と朝鮮半島ではないか。ただし、それらが発火すれば台湾にも波及する可能性は高い。
長期的には、私見では、途中どういう過程をたどろうとロシアは衰退してゆくだろう。このとき注意しなければならないのは、ロシアは黒海での覇権を失い、スウェーデンとフィンランドとのNATO加盟でバルチック艦隊が無力化され、ウラジオストクは中共への臣民下で中共にさらに牛耳られるということだ。この結果、中途半端に衰退すれば、北海道への危険が高まるだろう。
こうした見取り図で見ている。