中国の共産党員は2022年末時点9804万1千人であり、30年で倍増した。 共産党員が多くなれば、「汚職」などの腐敗が多くなり、「反腐敗闘争」に注力した。逆に党員の総量を抑え質を高めようとすれば、高齢化が進み、若年層が共産党を見放す。特権階層の維持も課題をたくさん抱えているようだ。 社会の活性化は、経済の市場経済化の推進であり、中国は教科書通りの発展を遂げてきた。問題は自由な競争は必ず格差を生み出す。共産主義のジレンマを生み出す。修正を大胆に実行すれば、経済の発展が大きく阻害される。経済発展に管理された発展が実行可能であれば都合がよいが、管理によって市場が大きく傷つき縮小化の道を歩むことになる。中国は現在この段階といえる。習近平の周りは「イエスマン」でうずめており、習近平の「書物」に従った方向性しか採用できず衰退化の道を転げ落ちていくのでしょう。一度苦い目を味あうことが次の発展につながると思えば日本が味わったように「授業料」と思うことが大切なのでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
中国の共産党員は2022年末時点9804万1千人であり、30年で倍増した。
共産党員が多くなれば、「汚職」などの腐敗が多くなり、「反腐敗闘争」に注力した。逆に党員の総量を抑え質を高めようとすれば、高齢化が進み、若年層が共産党を見放す。特権階層の維持も課題をたくさん抱えているようだ。
社会の活性化は、経済の市場経済化の推進であり、中国は教科書通りの発展を遂げてきた。問題は自由な競争は必ず格差を生み出す。共産主義のジレンマを生み出す。修正を大胆に実行すれば、経済の発展が大きく阻害される。経済発展に管理された発展が実行可能であれば都合がよいが、管理によって市場が大きく傷つき縮小化の道を歩むことになる。中国は現在この段階といえる。習近平の周りは「イエスマン」でうずめており、習近平の「書物」に従った方向性しか採用できず衰退化の道を転げ落ちていくのでしょう。一度苦い目を味あうことが次の発展につながると思えば日本が味わったように「授業料」と思うことが大切なのでしょう。