随想③ 出会い
これまでの人生の中で、「何でこの人と今会うのだ」という不思議な出会いがある。私にとって山崎洋氏との出会いがそうだった。
私は『日米開戦のスパイ』を2017年に出した。「ゾルゲ事件」は東条英機陸相が日米開戦を行うために、開戦に反対する近衛首相を追い落とすために作られた事件というのが私の主張である。
一般に、「日本軍はソ連に侵攻しないという情報に基づきソ連極東軍はソ連西部に回すことができ、ソ連をナチから守った」というのが定説である。
だが丁寧に歴史的事実を見るとこれは、事実に反する。
① 1941年6月ドイツ軍はソ連に侵攻し、モスクワが陥落寸前に追い込まれた、
② 日本の関東軍は7月11日軍人50万人を動員する大演習を行った。日本軍が、ドイツ軍と連携しソ連領に侵攻し、挟撃体制をとする事が危惧された。
③ ゾルゲなども日本軍がソ連を攻めることを親廃止、「本年十日
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政治資金パーティーをめぐる問題で松野官房長官に関しては1000万円以上還流の疑惑。辞任必然の流れ。しかし西村経産相らにも疑惑、彼らも更迭せざるを得ない。最大派閥安倍派は岸田内閣から外れる。最大派閥の不満を抱える。今後国内政治は大揺れになるだろう。
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転載、日刊ゲンダイ、孫崎享「官房機密費は政府を「反モラル」の活動に導く 日本外交と政治の正体」今の日本の政治を堕落させているのは何か。政府のバラまくカネと脅しである。第2次安倍政権や、続く菅政権で顕著だった。その実態は今も闇の中にある。
コメント
> 名刺には山崎 佳代子、住所ベオグラードとあった。
山崎佳代子氏も只者ではなかった-
父のみとり体験 詩集に セルビア在住の詩人・山崎佳代子さん
https://www.tokyo-np.co.jp/article/81316
「ゆっくり出来事を胸にとどめて、消化してから前に行くということがない。文明が気短でテンポが速く、忘却も速い。どう心に受け止めていくか、簡単じゃないなと思う」
「空想力は時空を超えて人と人、土地と土地、文化と文化を結ぶ。人を支え、励ます。なくしたら怖い」
「目の前で泣いている子ども、寂しそうにしている人に、どう一人一人が関わるか。そんな実際の部分が希薄になってはいけないなと思います」
SNSに溢れるブロイラー人間、24時間365日、何の進歩もないクズカスどもへの痛烈な批判だ。
だが、係る記事がヴケリッチに一切触れていないのは何故なのか。触れるとすれば-
ウゲリッチ=ゾルゲ事件で逮捕~獄中死
ゾルゲ事件=ソ連のスパイ組織が、日本の軍事機密を盗み「敵国」ソ連を決定的に有利にした廉で重罪になった事件
こうなってしまうからでないか。「但し、事件はデッチ上げだった。ウゲリッチも濡れ衣を着せられた一人である」という本当のことは、東京新聞も書けないのだろう。
採り上げ恐縮です。ブログ過去記事では-
<ではウイロビーは何故このような嘘をついたか。ちょうど米国では「赤狩り」の時期である。ソ連の脅威を煽る必要があり、それにゾルゲ事件を利用した>
とのご指摘がありましたが、ウン十年経っても、懲りずに同じパターンでやられっ放しの日本―そう思わざるを得ません。
ゾルゲ事件は昭和の暗黒の歴史の一頁であった。言論弾圧や思想弾圧、総力戦への動員を意図した大政翼賛体制により、獄中死した「無実」の人は多かった。
チョット思い浮かべてみても、小林多喜二の無残な死、横浜事件ではでっち上げで4人獄死している。それに三木清の獄中死も悲惨を極めた。
特高警察が先兵となった苛烈な弾圧の史実には戦慄を禁じ得ない。左翼の系譜で末席を汚している身としては、令和の、言論を巡るある意味でユルイ空気感は心底有り難く感じている。
とは言え、ウクライナでの戦争や新型コロナ禍では、立て続けに大本営発表状況が現出した。特高警察ばりの言論弾圧こそないが、大本営発表による言論統制により情報が歪められ、死ななくてよい人が多数亡くなった。
秘密警察とか思想警察のような統制機関が存在しなくても、正しい情報がなければ、判断が歪められ、人を死に追いやることは同じである。
野党の問題は横において、腐敗堕落した自民党政権が長らく政権を担っている事自体、B層ばかりの日本人の民度を証明しているようなものではないか?その意味では、戦中から日本人の民度は進歩したのだろうか?昔天皇、今アメリカ帝国、ではあまりに情けない。
(ID:19005377)
山崎 洋氏は戦争遺児ですね。
権力者は目的のためには手段を選びません。どんなにむごいことも平気でやります。ネタニアフがそれを証明してるじゃないですか。
問題は東条陸相が日本のB層にとって神様みたいな存在になっているということです。靖国神社にも祀られているから神様そのものと言っても間違いでは無いのです。そのB層にとってゾルゲ事件がでっち上げなんてことは認める訳には行かないことなんです。B層の種々の詭弁家がもっともらしい語りを始めるのです。
気の毒なのは近衞氏です。東条が放つ刺客の追及を逃れなくてはならなかった。その間、近衞氏の長男は関東軍の兵士にとられソ連軍の捕虜となり、ゾルゲ事件、近衞氏の米軍による処刑も知らず、モスクワ近郊の監獄で病死したのです。涙が止まりません。